お子さんの使っていたピアノ、趣味のピアノも今は使わないまま場所ふさぎになっていませんか?
ピアノは大型なものだけに処分に迷いますよね。この記事ではピアノの適切な処分方法について解説します。
ピアノの処分方法は3つ!
ピアノの処分方法は3つあります。
- 売る 買い取り専門店、フリマアプリ、ネットオークション
- 譲る 友人知人に譲る、ジモティーで譲る、寄付をする
- 回収 粗大ゴミ、不用品回収業者
それでは1つずつみていきましょう。
ピアノの処分は買い取ってもらうのがおすすめ

1.買い取り専門店に買い取ってもらう
年式が新しいもの、有名メーカーのもの、状態の良いものなら買い取りしてもらうのがおすすめです。
処分費用もかからず、現金化でき、搬出の手間もいりません。
有名メーカーのものや年式の新しいピアノなら、買い取り専門店に買い取りを依頼しましょう。
古い年式のもの、状態の悪いものは値がつかないこともあります。
買い取れないピアノ
- 年式が古い(30年以上前のピアノ、電子ピアノはメーカー保証期限切れのもの)
- 損傷が激しい
- 相場価格が低すぎる
たとえ値がつかなくても有料または無料で引き取ってもらえることもあります。
それでは買い取ってもらう手順について解説します。
買い取りの手順
1.ピアノの査定に必要な情報をリストアップする
ピアノの査定に必要な情報をリストアップしておくと査定の申し込みがスムーズになります。リストアップする情報は4つです。
- メーカー名
- 型番
- ペダルの本数
- 製造番号
2.買い取り査定を依頼する
このとき重要なのは、複数の業者に査定を依頼して条件の良い業者を選びましょう。
3.買い取り
業者を決めたら申し込みをして段取りを決め買い取ってもらいます。
注意するポイント
買い取りの際の注意点として、査定額より安く買い取られる、無料で引き取ろうとされるなどトラブルになってしまうことがあります。
複数の業者の評判、出張費用の有無、など詳しく調べておきましょう。
また、自分のピアノの相場も調べておけば、買いたたかれてしまうということも防げます。
2.フリマアプリ、ネットオークションに出す
フリマアプリやネットオークションで売るという方法です。
自分で値段が決められるというメリットがあります。
しかし、落札されるまで時間がかかる場合があり、急ぎの処分には向きません。
フリマアプリ、ネットオークションに出す手順
- 機種名やメーカー名、年式、サイズ、傷の有無や汚れなどピアノの情報を整理します。
- 次にピアノの写真を撮りますが、全体像や鍵盤の状態、ペダルの状態など詳しく分かるように撮りましょう。
- 売りたいピアノの相場を調べて値段を決めます。
- 出品の際には、配送料や配送方法を明確にしておきましょう。
注意するポイント
配送方法、配送料の手違いや返品、クレームなどのトラブル対応は自分でしなければならないので、出品の段階で情報は明確にしておく必要があります。
ピアノを譲る

1. 日ごろから周囲の人に話しておく
いきなりピアノを譲ろうとしても、なかなかうまくいきませんよね。
日ごろから会話の中で周囲の人にそれとなく話しておくと、ピアノを必要としている人に出会えるかもしれません。
近くの人であれば配送料もかからず、現物を見て決めてもらうことでトラブルも防げます。
ただし、配送は大型なものでもあり、危険も伴いますので専門の配送業者に依頼する方が無難です。
ピアノのサイズや種類、移動距離によって料金が変わってきますので、複数の業者に見積もりをとるなど、慎重に決めましょう。
2.ジモティで探す
ジモティは地元に特化した無料の広告掲示板です。
地元で必要としている人にピアノを譲れるので、発送費用が抑えられます。
また、決済は購入者が受け取りの証明として評価をしたあと、売り手が購入者の評価を完了するまでは代金はジモティの方で預かっています。
送ったピアノがイメージと違うなどのトラブルや返品の際には、ジモティから相手に返金してくれるシステムになっています。
ピアノは大型なので、配送料や配送方法など細かくきめてトラブルを減らしましょう。
3.施設に寄付
近くの児童福祉施設、幼稚園、保育園、個人の音楽教室など必要としている施設に寄付する方法があります。
または楽器不足の子どもたちに寄付をする楽器ふるさと納税という方法もあります。
愛用のピアノが誰かの役に立つということは、前向きな気持ちで手放せますね。
運搬費用
それでは、ピアノを配送する費用の目安について解説します。
ピアノの運搬費用は、ピアノの種類と距離、搬出する環境によって変わってきます。
運送費の目安(距離によって変わる)
- グランドピアノ 3万円~
- アップライトピアノ 1万8千円~
- 電子ピアノ 1万3千円~
搬出費の目安(主に人件費)
- グランドピアノ 2万円~
- アップライトピアノ 1万円~
- 電子ピアノ 1万円~
これはあくまで目安ですので、業者のホームページなどで確認しましょう。
また屋外に運び出す際に、解体しないと運び出せない(解体組み立て費用)、階段がある、吊り下ろしなどが必要であれば、別途費用が発生します。
状態がよくないピアノは粗大ゴミで処分
1.自治体の粗大ゴミ回収センターの手順
ピアノを粗大ゴミとして回収している自治体は限られますので、まずはお住いの自治体に確認します。
ピアノを受け入れていない自治体でしたら、業者に依頼しましょう。
粗大ゴミとして処分する手順は以下の通りです。
- 自治体に粗大ゴミの処分を申し込み
- 手数料の納付券を購入
- 粗大ゴミシールを貼り回収日に指定場所に運ぶ
ピアノ自体の処分費用は抑えられますが、回収場所まで運ばなくてはなりません。
ピアノを運ぶのは危険を伴いますので、配送業者に依頼する方が安全です。
2.不用品業者に引き取ってもらう
ピアノの状態が良くなくても壊れていても引き取ってくれる、都合に合わせて回収してくれるので費用はかかりますが、手間はかかりません。
買い取りサービスのある不用品回収業者なら、他の不用品とまとめることで費用を抑えることができます。
注意すること
不用品回収業者のなかには、高額な請求をしたり不法投棄をしたりする悪質な業者がいますので、業者選びは慎重にしましょう。
選び方は
- ホームページなどで業務内容を調べる
- 自宅付近の業者を何社か見積もりを出してもらう
このような業者を複数選んで見積もりをとります。
- 見積もりの内容がわかりやすい
- 説明や対応が丁寧
- 見積もり後のキャンセル料がかからない
この3つの特徴がある業者を選んで依頼しましょう。
まとめ
ピアノは大きい楽器なだけに処分に手間がかかります。
状態の良いピアノやまだまだ使えるピアノは買い取りや譲渡などで再利用できると手間も費用も抑えられますね。
壊れてしまったり状態が悪いピアノは業者を慎重に選んで適切に処分しましょう。