ベッドを処分する5つの方法。捨て方別のメリット・デメリット

使わなくなったベッドは処分がめんどうくさそうで、ついつい後回しにしてしまいがちですよね。

大きいものだけに処分費用がかかるのでは?手続きがめんどうなのでは?と不安はつきません。

今回はベッドを処分する方法とお得に処分する方法を解説します。

本記事の監修者

遺品整理士:目黒 大智


一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士(第 IS26076号) 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
目次

ベッドの処分方法は?

ベッドの処分方法は5つあります。

  1. 自治体に粗大ゴミとして出す
  2. 販売店の引き取ってもらう
  3. 買取業者に買い取ってもらう
  4. 寄付をする
  5. 不用品回収業者に処分してもらう

それぞれの方法の手順や費用について1つずつ解説していきます。

 

自治体の粗大ゴミセンターでベッドを処分する

自治体の粗大ゴミの処分方法に従って処分する方法です。

手間がかかりますが、費用はそれほどかかりません。

粗大ゴミの出し方

まずはお住いの自治体のホームページや電話などで処分の仕方を確認しましょう。

粗大ごみ回収センターに連絡をすることから始めます。

そのあとの手順は以下の通りになります。

  1. 回収可能な曜日や費用、回収場所を確認する
  2. コンビニなどで粗大ゴミシールを購入
  3. 粗大ゴミシールを貼り、回収日に回収場所に運搬

電話での連絡は平日受付の自治体が基本ですが、土曜日受付してくれるところも増えています。

また、回収センターに直接申し込むという方法もあります。

◆メリット

  • 料金が分かりやすく、安い
  • 自治体に依頼するという安心感

自治体での回収は追加料金や高額請求などのトラブルに巻き込まれないという安心感があります。

ベッドの種類にもよりますが、だいたい1,000円~2,000円ほどで処分が可能です。

◆デメリット

  • 粗大ゴミシール購入、運搬などの手間がかかる
  • 一人ではできない
  • 回収日にまで時間がかかる
  • マットレスは別料金

ベッドは大きいものなので、回収場所に持ち込むにも家から搬出するにも、一人では手に負えません。

人手や車の確保の費用が必要になります。

また自治体の受付時間に合わせる必要があり、時間も自由になりにくい面があります。

 

解体して出す

運搬の手間を省き費用を抑えるには、解体して燃えるゴミとして処分するという方法があります。

木材のベッド、ノンコイル系のウレタンのマットレスなら解体しやすいですね。

自治体で決められたサイズに解体できれば、燃えるゴミとして回収してもらうこともできます。

メリット

  • 費用が安い
  • 粗大ゴミシールを購入したり運搬の手間がいらない

◆デメリット

  • 解体可能なベッドが限られる、
  • 手間がかかる
  • マットレスによってはできないものがある

ベッドは大きくて頑丈にできていますので、解体といっても多くの労力が必要です。

ウレタン製のような素材のマットレスならば切って出すこともできますが、解体が難しいマットレスもあります。

◆マットレスは適正処理困難物

マットレスの中に金属製のコイルがある、全体的にスプリングが入っているなど、簡単に解体できないものがあります。

自治体の粗大ゴミ回収か業者に依頼するほうがよいでしょう。

 

ベッドは販売店の引き取りサービスで

ベッドは販売店で引き取ってもらうこともできます。

条件はそれぞれの店舗によって違いますので、事前の確認が必要です。

買い替えのタイミングで引き取りを依頼

ベッドを買い替えるときに販売店に引き取ってもらうという便利なサービスがあります。

古いベッドと新しいベッドの入れ替えが1日でできるので、店舗の引き取りの条件を満たせば最も手間の無い方法です。

◆販売店に引き取ってもらうには

販売店ごとに細かな条件があります。

引き取りの費用や搬出が困難な場合の追加料金などの確認も大切です。

インターネット販売の購入画面でも、家具の引取り対応が出来るものがあります。

主な引き取り条件としては

  • 購入したベッドと同容量、同数量のもの、または同じ種類、同じ数であるもの
  • 商品の届け先と引き取り先が同じであること
  • 配送品であること
  • 数日前に依頼すること
  • 引取サービスの表示のある商品

このほかに処分費用がかかります。

商品価格が○○円以上の商品に限って回収するところや、商品によっては処分費用が高額になることもあります。

◆メリット

  • 一日で済む
  • 運搬の手間が要らない

◆デメリット

  • 条件が合わないと引き取ってもらえない
  • 事前の確認が必要
  • 即日回収は難しい

購入してから慌てないように、しっかりとリサーチしておきましょう。

 

ベッドを買い取ってもらう

ベッドを買い取れる業者としては、買い取り専門業者、リサイクルショップなどがあります。

費用もかからずお金になるので状態のよいベッド、ブランド品のベッドにはおすすめです。

買い取り業者、リサイクルショップに売る

出張買い取りサービスのある店舗であれば、運搬の手間もなくベッドを処分することができます。

ただし、ベッドは売り場の面積をかなり占める上に、なかなか売れない商品でもあります。

買い取りできるベッドの条件がしぼられていることがありますので、注意が必要です。

メリット

  • 運搬の手間がない
  • お金になる
  • ブランド品、あまり使っていないものはお得に処分できる

◆デメリット

  • 安価なベッドは買い取られにくい
  • 傷みがある、臭いが付いているなど使用感があると買い取ってもらえない

買い取り可能なベッドであれば、これが一番コストパフォーマンスが良いです。

査定の際は、ベッドを磨いたり汚れを取っておいたりするなど状態をより良くしておきましょう。

ただし、他人が使ったベッドを使うのに抵抗のある人は多く、傷があったり臭いが染み込んでいたりすると売りにくいので断られることもあります。

 

フリマアプリ、ネットオークションで売る

フリマアプリやネットオークションで売り買いするのは普通になってきました。

ベッドもできないことではありませんが、大きいものなので注意は必要です。

◆メリット

  • お金になる
  • 価格設定が自分でできる

◆デメリット

  • 登録にお金がかかることもある
  • 写真を撮ったり買い手とのやりとりに手間がかかる
  • クレームにも対応しなければならない
  • 買い手がつくまで時間がかかる

直接買い手とやり取りをするので、ベッドについてのクレームなどにも対応しなければなりません。

またベッドのように大きいものは、配送料もかかりますので条件をきちんと決めておく必要があります。

大きなものだけに買い手がつきにくく、すぐ処分したいときには向きません。

 

ベッドの寄付先を探す

NPO法人やNGO法人の中には、ベッドの寄付を必要としている団体があります。

寄付をするということは、誰かの役に立ったという充実感が得られる貴重な機会ですね。

ベッドの状態が悪くないなら、近所のNPO法人で必要としている団体がないか情報をあつめて寄付することを選択肢にいれてもいいでしょう。

運搬方法や寄付の方法などの確認も大切です。

 

業者にベッドを処分してもらう

ここでいう業者とは、引っ越し業者、不用品回収業者、片付け業者といわれる業者のことです。

ライフステージの変わり目や引っ越しなどの急ぎの場合でも即日対応してくれます。

引っ越しのタイミングで処分

引っ越しでは多くの不用品がでます。

引っ越しの日程だけおさえておけば、その日で完了するのでおすすめな方法です。

そうはいっても、引っ越し業者で対応可能なものとそうでないものもありますので、引っ越し業者を選ぶ際に、ベッドの処分に対応しているかの確認をしましょう。

不用品回収業者に頼む

不用品回収業者なら、手間なくスピーディーに処分してもらえます。

最近は買い取りサービスのある不用品回収業者が増えています。

販売店やリサイクルショップで買い取れなかったものも、海外に販路がある業者なら買い取ってもらえる可能性があります。

費用は自治体に比べて高めではありますが

  • 都合に合わせてもらえる
  • 搬出、運搬の手間がかからない
  • 買い取りしてもらえる

などのメリットがあります。

ベッドが買い取りできなくても他の不用品の中に買い取り品があれば、費用を抑えることも可能です。

業者選びは慎重に

不用品回収業者は、こちらの都合に合わせて利用でき手間もかからないというメリットがあります。

一方で高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

無料回収などのチラシや拡声器で宣伝している業者の中には、悪質な業者もいますので注意が必要です。

依頼する前にホームーページなどで確認しておきましょう。

業者を選ぶポイントは次の3つです。

  1. 複数の業者に見積もりをとる
  2. 料金体系、見積書が明瞭
  3. 電話対応、見積もりの説明が丁寧

見積もり無料、見積もり後のキャンセルも無料である複数の業者に見積もりをとりましょう。

業者ごとに得意な分野がありますし、サービスもいろいろです。

見積書を比べながら、自分に合った業者を選びましょう。

その際に、見積もりの説明が丁寧で分かりやすいかというところもチェックポイントです。

ざっくりとした見積もりの業者は、作業後に高額な追加料金を請求してくることがあります。

階段がある、吊り下ろしなどの必要がある場合、その分の追加料金が発生します。

見積書にそれがきちんと含まれているかも確認しておきましょう。

まとめ

子どもが独立した、引っ越しするなどベッドの処分が不要になるタイミングは様々ありますね。

大きな家具だけに処分の方法や費用に不安がつきまといます。

手間をかけて費用をおさえる、手間をかけずにすぐ処分したいなどそれぞれの事情に合わせて処分方法を選びましょう。

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