最近、汚部屋女子と呼ばれる女性が増えています。汚部屋女子はなぜ片付けられないのか、主な原因や部屋が汚いことによるデメリットを紹介しています。また、汚部屋に住む女性の特徴や、きれいな部屋に住むメリットもまとめました。
本記事の監修者
一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士（第 IS26076号） 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
部屋が片付けられない理由は？
近年になって一人暮らしの女性も増え、汚部屋女子が増えています。部屋が片付けられない理由はいろいろありますが、仕事や家事で忙しいなど時間的な余裕のなさも一因です。
その他、精神的に片付ける気持ちが起きない場合や、ADHDなどの障害が原因のケースもあります。
片付けられない女子だと自覚しているなら、一度自分が片付けられない理由を考えてみましょう。
時間がない
部屋が片付けられない原因の1つに、時間がないことがあげられます。毎日家に帰ってきて寝るだけのような生活をしていては、片付ける余裕がありません。
ゴミを出しにいく時間も取れないようでは、部屋に不要な物がどんどん溜まってしまいます。忙しくても少しずつ掃除をしていれば、きれいな状態をキープできるため、まずは5分でも整理整頓に時間を割きましょう。
まったく家にいないわけでなくても、毎日の家事や仕事に追われて掃除に時間をかけていられないこともあるのではないでしょうか。
たまに忙しいときだけ掃除ができない程度なら大きな問題はありませんが、継続しているとゴミ屋敷のような状態になってしまいます。
片付ける心理状態じゃない
片付ける時間があっても、気持ち的に片付けが始められないこともあるでしょう。忙しさやストレス、気分の落ち込みから掃除を始める気力がわかないと、部屋の状態はさらに悪くなっていきます。
散らかった部屋にいると余計に気が滅入り、掃除に取りかかれない悪循環です。
気持ちの面で掃除をする気になれない場合は、誰かに手伝ってもらうことも考えて、汚部屋から一度脱却してみみましょう。
きれいな部屋に戻ればリフレッシュして、気力がわいてくるのではないでしょうか。
ADHDなどの障害が原因の場合も
気持ちの面でも片付けたいと考えていて、実際に手を動かしているのにまったく片付かないことがあります。その場合は、ADHDなどの障害を疑ってみましょう。
単にズボラなのではなく、脳の問題で片付けができない可能性があるためです。
障害が原因で片付けができない場合、普通の人とは違う形で掃除を進める必要があります。集中力が続かないなら短時間で手早く片付ける方法を考え、仕分けが苦手なら分け方を簡単にするなど工夫してみましょう。
努力ではどうにもならないことは、周りに助けを求めることも大切です。
自宅以外でも見られる汚部屋女子の特徴
汚部屋に住む女性には、部屋を見なくても見分けられる特徴がいくつかあります。自宅以外で該当する行動をとっているなら、要注意です。
無駄に荷物が多い女子や、細かい持ち物が汚いなら、汚部屋女子の可能性があります。また、職場でもまったく片付けや掃除ができず、デスク周りが散らかり放題の女性がいれば、部屋も汚いと推測されていまうでしょう。
荷物が多い
必要でもない荷物を大量に持っている場合、部屋にもいらない物がたくさんあるだろうと推測できます。もちろん必要なものを持っている場合は仕方ないですが、荷物が多くなる原因はそれだけではありません。
たとえば飲みかけのペットボトルを捨てずに2〜3本持っていたら、あっという間に荷物は増えます。捨てなければいけない袋や空き箱なども荷物を増やす原因です。
また1週間前に使った荷物がそのままカバンに入っているなど、整理整頓ができない場合も荷物が増えてしまいます。
無駄な荷物を持っているなら、一度カバンをスッキリさせてみましょう。
カバンや財布の中が汚い
カバンや財布の中がぐちゃぐちゃになっているのも、汚部屋女子の特徴です。
カバンの中だけでもまったく整理できないのでは、さらに時間がかかる部屋の掃除もできないでしょう。
財布の中にレシートが溜まっている、お札や小銭を入れている場所がバラバラなど、小さい部分を整頓できない人は、部屋も散らかりやすくなります。
また、カバンや財布の中が汚く、汚れていても気にならない場合、普段過ごしている部屋も汚れていると捉えられてしまうでしょう。
職場でも掃除や整理整頓ができない
職場でデスク周りが散らかり放題になっていたり、掃除ができていない女性は部屋も汚い傾向があります。自宅でも気にしていないからこそ、周りから見られる環境でも掃除ができません。
机の上だけでなく、引き出しやロッカーも乱雑で整理整頓ができていないなら、自宅の状態も危険です。自覚がある場合は改善していきましょう。
物が増える理由
部屋に物が増えてしまう原因はストレス解消のために買い物ばかりしてしまうケースや、どれが本当に必要なものかわからず、捨てられないことがあげられます。
物が多すぎて片付けられないと考えているなら、まずは買い物を制限し、不必要な物を捨てるなどの対策を取りましょう。
買い物でストレス発散しやすい
買い物はストレス発散になります。欲しかった物を買えば、心が満たされることもあるでしょう。適度な買い物なら問題ありませんが、依存症のようになってしまうと際限なく買い物をしてしまいます。
買い物が唯一のストレス解消になると、本当は大して欲しくないものでも手に入れないと気が済みません。使わずに放置しているブランド品や洋服などが多いなら、買い物でストレス解消していないか考えてみましょう。
つい衝動買いしてしまう場合は、本当にそれが欲しいのか、自分に問いかけることも大切です。
いらない物を捨てられない
捨てられない人も、物が増えてしまいます。捨てたほうがいいのか判断できないと、ほとんど使っていない物でも部屋に置き続けてしまうためです。
古い調理器具や使わない寝具など、もったいないからと押入れにしまいっぱなしになっていたら要注意です。使わないもので収納を埋め尽くしてしまうと、本当に使っているものが片付けられません。
すぐにすべてを捨てる決断はつかないかもしれませんが、不要なものは捨てる癖をつけていきましょう。
汚部屋にはデメリットがたくさん
汚部屋に住んでいて特に困ることはないと考えている人もいますが、部屋が汚いとさまざまなデメリットがあります。掃除をしていると養われる決断力がなくなり、出会いも逃してしまうかもしれません。
散らかった部屋では精神的にも落ち着かず、イライラするなど問題もあります。
決断力がなくなる
毎日片付けをしていると、捨てるか捨てないか決断を迫られます。収納の場所をどこにするかなど、ちょっとした決断が毎日のように行われるため、決断力が養われることがメリットです。
汚部屋に住んでいる場合、どうせ散らかっているからとゴミや不要物をそのままにしてしまいます。捨てる決断も行わずそのままになるため、捨てる捨てないの決断ができません。
ずっと汚部屋に住んでいると決断を迫られることがないため、決断力もなくなってしまいます。
結婚が遠ざかる可能性も
汚部屋に住む人の悩みとして、人が呼べないというものがあります。自分は気にしていないとしても、友人や知人を呼んで驚かれるのが嫌で招待できません。
もちろん、異性を呼ぶのもためらってしまうでしょう。本人が気にしないとしても、きれい好きな男性なら汚部屋が原因でうまくいかなくなることも考えられます。
せっかくの出会いを無駄にしないためにも、早めに汚部屋からの脱却を考えましょう。
男性側も付き合っているだけならそこまで問題にしないかもしれませんが、結婚して自分が汚部屋に済むとなると躊躇してしまいます。少しずつでも部屋を片付ける習慣をつけるようにしたいですね。
精神的に不安定になる
汚部屋は、精神面に与える影響も甚大です。物が多すぎることでイライラしたり、気分が落ち込むこともあるでしょう。汚部屋には虫なども住み着きやすく、嫌いな虫を見て嫌な気分になることもあります。
部屋をきれいにしておけば、気分もすっきりして精神的にも落ち着けるのではないでしょうか。
キレイな部屋に住む効果
片付いた部屋に住めば、メリットも多様です。邪魔な物がなく快適に生活できるだけでなく、貯金をサポートする効果や、精神的な安定を得られる人もいます。
まずは一度部屋を片付けて、きれいな部屋に住む心地よさを感じましょう。
お金が貯まりやすくなる
きれいな部屋には、物が多くありません。者が増えるとどうしても散らかりやすくなるため、部屋の美しさをキープしようと思うと自然と買い物の回数が減ります。
何かを買うときも、本当に必要なものなのかじっくり考える癖がつき、自然と無駄遣いを減らせるでしょう。買い物ばかりして貯金が貯まらないと考えているなら、必要な物だけ厳選したきれいな部屋を目指しましょう。
また、片付いた部屋なら金運アップのインテリアが飾れます。風水などにこだわって、金運を高めるレイアウトも作れるでしょう。
心の余裕ができ、気持ちが安定する
片付いた部屋に住んでいれば、心に余裕が生まれます。生活が快適になり、部屋の中を見渡してもすっきりしているため、イライラ感もありません。
短時間の掃除でも毎日続けていればきれいな部屋をキープできるため、少しずつ取り組んでいきましょう。
まとめ
汚部屋に住む女子には、たくさんのデメリットがあります。部屋に人を呼べず出会いを逃してしまうこともあり、精神的にも問題です。
時間や気持ちに余裕がないなどで片付けられない人も多いですが、ちょっと気持ちを切り替えるだけできれいな部屋になります。
どうせ部屋が汚くても外ではわからないと考えている人も、ちょっとしたことで汚部屋女子だと見抜かれてしまいます。自宅以外でいつものようにふるまっていると、片付けが苦手なことがわかるかもしれませんので気をつけましょう。
