女性のゴミ屋敷化は女性特有の理由に由来しているケースが多く、女性によるゴミ屋敷は珍しくありません。ここでは、片付けられない女性の実態や特徴に加え、片付けられない女性の理由についても紹介します。女性の片付けられない原因を知り、ゴミ屋敷を脱出しましょう。
ゴミ屋敷に住む女性が増えている
部屋が汚いのは男性に多いと思ってはいませんか?実は現在、ゴミ屋敷と呼ばれるほど汚い部屋に住む女性が増えており、その汚さは男性以上とも言われます。
ゴミ屋敷に住む女性について、現状をチェックしてみましょう。
20代の半数以上が汚部屋に住んでいる?
2013年に行われた汚部屋女子の実態調査では、「汚部屋である」と回答した20代女性は50%を超えました。ただし、これは「他人からは指摘されないけれど、自分では汚部屋だと思う」と答えた『自称汚部屋』の女性も含まれているため、汚部屋の程度は人によってまちまちです。
とはいえ、部屋が汚いと感じている女性はかなり多いというのは事実です。『女性=片付け上手』というイメージは、単なる理想と言えるかもしれません。
ブログや漫画も話題
現在、ブログカテゴリーは多岐にわたっていますが、汚部屋に悩む人の多さを反映してか、『汚部屋』『汚部屋脱出』というカテゴリーも見られます。
例えば人気の『ライブドアブログ』の場合、汚部屋には1000ものブログがエントリーしており、そのほとんどは女性です。
また、コメンテーターとしても活躍する女性漫画家が自身の汚部屋ぶりを描いた漫画が話題となったり、汚部屋女子が描いた漫画がTwitterで人気を集めたりなど、汚部屋を扱ったテーマは人気があります。このことからも、汚部屋というキーワードが人々の共感を得ているということが、窺えるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷の画像も簡単に見つかる
ブログを書いている女性の多くは、画像付きでゴミ屋敷の様子を紹介しており、リアルな汚部屋女子の実態を知ることができます。
汚部屋のレベルは人によって異なりますが、「女性の汚部屋とはどんなものだろう」と興味を持った人は、検索してみてもよいかもしれません。ただし、人によっては『閲覧注意』をつけるレベルの汚部屋のため、気分が悪くなりやすい人などは注意が必要です。
ゴミ屋敷に住む女性の生活パターンと特徴
ゴミ屋敷と呼ばれるまでの汚い部屋に住む女性の多くは、忙しく働く独身女性です。彼女たちはどのような生活を送り、部屋をゴミ屋敷にしてしまったのでしょうか。
一人暮らしが多い
ゴミ屋敷に住むのは、他に同居人のない独身女性に多く見られます。同居人がいれば、同居人がストッパーとなって、ある程度の段階で片付けや掃除を始めるかもしれません。しかし、1人暮らしの場合は、家が汚くて困るのは自分だけです。
自分が「これでいい」と思えば、部屋のゴミ屋敷化を抑えるのは困難になるでしょう。
多忙で生活が不規則
毎日忙しくしている人や夜勤などで生活が不規則な人は、ゴミの処分や片付けが困難になります。
毎日忙しくしていれば、たまの休みはリフレッシュや休息に使いたいと思うでしょう。面倒な片付けや掃除へのやる気が起こらないため、部屋をきれいにできません。
また、生活が不規則な人はゴミ出し日までにゴミを分別したり、まとめたりするのも困難です。「そのうちに」と放置しているうちにゴミの山が積みあがれば、部屋はあっという間にゴミ屋敷と化すでしょう。
看護師に多いと言われる
ゴミ屋敷に住む女性の職業で特に目につくのが看護師です。
看護師は多忙な上に夜勤があって、生活は不規則になります。毎日の食事はコンビニ食というケースは珍しくなく、ゴミが出やすい生活といえるでしょう。この場合ゴミをきちんと分別したりまとめたりできるならよいですが、多忙さからゴミ出しを怠れば、部屋はあっという間にゴミ屋敷です。
さらに、人のお世話をする仕事は気疲れでストレスが溜まりやすいものです。家に帰る頃には身も心も疲れているため、片付けに必要なやる気が湧いてきません。生活が不規則なら片付けるタイミングを探すのも難しく、ずるずると掃除や片付けが先延ばしになってしまうでしょう。
なぜ片付けられない?女性の心理
部屋が汚いと自覚しているにもかかわらず、多くの女性が汚部屋を脱出できません。部屋が汚いと自覚しながらも片付けられない人は、物を捨てるのに抵抗があったり、物の要・不要を判断したりするのが苦手です。
『片付け出来ない』背景には、どんな心理が働いているのでしょうか。
物を溜め込みがち
片付けられない女性の多くは、物を部屋に入れるのは好きですが、出すのは苦手です。『無料』『セール』という言葉に弱い女性なら、さほど必要のない物でももらったり購入したりしてしまいます。
ところがこうして入手した物の多くは出番がなく、全く使われないまま放置されるケースがほとんどです。不要ならば捨てるなり処分するなりすればよいですが、女性の頭には「勿体ない」という考えがよぎり、捨てられません。結果として不要な物が部屋を占拠し、増え続け、いつの間にかゴミ屋敷と化してしまうのです。
決断力がない
物が溢れるゴミ屋敷に住む女性は、「捨てる」という決断ができません。いざ捨てようとしても「またいつか使うかも」「無いと困ることがあるかも」という考えが、不用品の処分を邪魔します。
また、物に執着しがちなのも片付けが苦手な女性の特徴です。「高価だったから」「思い出があるから」などを捨てられない言い訳として使うため、数年着ていない服や履いていない靴などを手元に置いてしまいます。このような女性は物を捨てた後の不安が大きく、「捨てる」という決断が出来なくなっているのです。
お掃除業者の活用を検討しよう
部屋が汚いけれどどうしても片付けられないという人は、掃除の専門業者に片付けを依頼する方法があります。プロに掃除を依頼するとどんなメリットがあるのでしょうか。
ゴミ捨てや掃除をまとめて依頼できる
プロの掃除業者に依頼すれば、ゴミの仕分けや処分、掃除をまとめて済ませてくれます。
通常の掃除で最も厄介なのがゴミの処分と清掃です。汚部屋度が高いほど片付けに手間暇がかかるため、1人では孤独な作業に耐え切れなくなってしまいます。
ところが、専門業者ならゴミの分別や処分にも慣れており、素人よりもはるかにテキパキと作業してくれます。ゴミ処分後の清掃もプロのノウハウで徹底的に行ってくれるため、ゴミ屋敷は見違えるようにきれいになるでしょう。
また、通常、掃除業者はチームでやってきて掃除を行います。1人で黙々と掃除をするよりは、はるかに効率が良く、時間もさほどかかりません。掃除のとりかかりから終わりまでがあっという間に終わるというのは、大きなメリットといえるでしょう。
女性スタッフだけの業者もある
「男性に部屋に入られるのは耐えられない」という人は、女性スタッフのみの業者を探すとよいでしょう。会社によっては相談・見積りの段階から女性スタッフのみで応対してくれるところもあるため、男性に部屋を見せたくない人でも安心です。
ただし、全工程女性オンリーといっても、大物家具や家電の回収がある場合は、男性が伴われることもあります。
「絶対に男性は嫌」という人は、相談や見積りの段階で、男性の手が必要かどうかを確認しておくことをおすすめします。
まとめ
部屋がゴミ屋敷化しやすい人とは、片付けにかける時間が取れない人や片付けが苦手な人、物を捨てられない人などです。忙しくしている女性の部屋がゴミ屋敷化するケースは多く、外見はきれいでも部屋は汚いという女性は珍しくありません。
一刻も早くゴミ屋敷を改善したい人は、自分での片付けを諦め、業者に全て任せるという方法があります。ゴミ屋敷を見慣れた業者なら、どんな汚い部屋でもスムーズにきれいにしてくれるでしょう。
「男性スタッフはちょっと」という人は女性スタッフオンリーの会社もあります。なるべく早く適切な業者を探し、すっきり住みやすい部屋を取り戻しましょう。