汚部屋の片付けを一日で終わらせる方法まとめ。効率よく進めよう

汚部屋は一日で片付けられるのでしょうか?片付けるときのポイントを紹介します。ごみ屋敷レベルになっているとプロでも難しいですが、散らかり具合によっては一日でも掃除が可能です。自分で掃除するときの注意点もまとめました。

本記事の監修者

遺品整理士:目黒 大智


一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士(第 IS26076号) 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
目次

汚部屋を一日で片付けることは可能?

汚部屋を一日ですっきり片付けることは、状況によって可能です。単に服やゴミが散らばっている程度なら一日でも処理できますが、床が見えないレベルでは問題です。

また、部屋が広い場合も、一日では対処が難しいでしょう。自分では一日で片付けられない汚部屋も、プロの手を借りれば短時間で処理が可能です。

必要時間は広さと汚さによる

汚い部屋を片付ける時間は、広さと汚さで変わります。1K程度の広さなら、ごみがあふれていても一日で片付けられる可能性は高いでしょう。

広い部屋でも片付けるものが少なければ短時間で掃除できるため、散らかり具合によって時間を計算することがポイントです。

プロの業者が片付けに入るような汚部屋は、数人で取りかかっても数十時間かかります。一日で片付けられるのは、部屋に物が散乱している程度の散らかった部屋です。

ゴミ屋敷レベルでは難しい

ゴミ屋敷状態になってしまった部屋の場合は、いくら狭くても一日で掃除はできません。プロの業者が複数人で取り掛かって、ようやく終わるレベルです。

足の踏み場もなく、ゴミが積み重なって通る場所がなくなっているような状態なら、一日での掃除は諦めましょう。特に、1人で片付けるつもりなら業者に頼むよりもさらに時間がかかってしまいます。

ゴミ屋敷状態になった汚部屋を片付けるには、根気と時間が必要です。最低数日間は時間をとって、丸一日掃除をするつもりでいましょう。

プロの手を借りる方法もアリ

自分1人では手に負えない状態なら、プロの力を借りる方法もあります。時間が取れず、どうしても一日で汚部屋を片付ける必要があるなら、プロに任せてみましょう。

部屋を見せるのが恥ずかしいと悩んでいても、解決はしません。業者は普段から同じような作業をしているため、汚部屋に慣れています。心配せず依頼してみましょう。

自分では到底終わらないような量でも、プロなら効率よく作業してくれるでしょう。状況によっては一日で終わるように、人員を確保してもらえることも魅力です。

どうしても一日で終わらせたい場合や、部屋が汚すぎて手に負えないなら業者に相談してみましょう。

業者でも、部屋の広さや汚さによっては一日で終わらないこともありますが、自分でやるよりもはるかに早く作業が終わります。まずはどのくらいで片付けられるのか、部屋を見てもらって相談してみましょう。

効率的な作業が必要

汚部屋を片付けようと思い立っても、時間が一日しか取れないなら効率的な作業が必要です。当日までにしっかり計画を立て、どこから掃除するのか考えておきましょう。

適当に片付けてしまうと、結局どこも掃除が終わらなくなるため、1カ所ずつ終わらせるのが重要です。

一日で作業を終わらせたいなら、ダラダラせず、てきぱきと動きましょう。

片付けの計画を立てる

いざ掃除する日になってから考えはじめていたのでは、一日で汚部屋は片付きません。どこから取りかかるのか、当日までに決めておきましょう。

計画を立て、掃除用具も準備しなければいけません。片付けている最中に必要なものを買いに走っていては、いつまで経っても作業が終わりません。

効率的に片付けるための計画と、掃除用具の準備など、当日以外にできることはすべて終わらせておきましょう。

一箇所ずつ片付けていく

キッチンを片付けていたのに、急に自室に移動しているなど、統一感のない行動はやめましょう。1カ所ずつ片付けていけば、終わりも見えやすくなり、集中力が続きます。

移動の時間ももったいないため、一箇所の掃除を始めたら動かずに黙々と作業をこなしましょう。

終わりが見えないと集中力が続かないなら狭い部分から片付けても構いませんが、大きなゴミから捨てていくと早く片付いていきます。

ダラダラ作業しない

少しゴミを捨てたら休憩する、見つけたものを1つずつ確認しながら作業するなど、ダラダラ片付けるのは厳禁です。

それほど散らかっていない部屋でも、作業中にしょっちゅう休憩していたらいつまでも終わりません。汚部屋をきれいにするには、ある程度の時間が必要です。

一日で終わらせたいなら、すばやく動きましょう。手を止めずにひたすら分別していけば、終わりが見えてきます。

片付けはゴミ捨てから

最初に、いらないゴミから片付けていきましょう。汚部屋状態を片付けるには、必ずゴミを捨てなければいけません。

物が多すぎて片付いていないか、ゴミだらけになっているかどちらかです。物が多すぎるなら本当に必要なものだけを残して捨てます。ゴミばかりが散乱しているなら、とにかくすべて捨ててしまいましょう。

大きなゴミから処分

ゴミを捨てるときは、まず大きなゴミを捨てることが大切です。細かいものから捨てても、片付いたように見えません。片付ける気をなくす原因にもなるため、最初に大型の物を捨てたほうが効率的です。

明らかに使っていない家具や壊れたものなど、不要物はどんどん捨てていきましょう。自分で動かせないような大型のゴミなら、掃除の日に合わせて業者を呼んでおくとスムーズです。

残ったゴミと不要な物を捨てる

大型のゴミを捨てると、小さなゴミと必要な物が残ります。

一旦すべての物をゴミと必要な物に仕分けしていきましょう。ゴミは捨てるだけで終わるため、判断も簡単です。

汚部屋には使わない物もあふれています。ゴミだけでなく、不要物も捨ててしまいましょう。

たとえばゴミに埋もれて数年間着ていなかった洋服や、流行遅れで使えないバッグなども一種の不要品です。いつか使うかもしれないと置いておくと、散らかる原因にもなります。

当分使わないだろうと思う物は、思い切って捨てることが大切です。どうしても捨てられない物は必要な物として片付ければいいですが、物が多すぎると部屋の中が雑然としてしまいます。

部屋が散らかりやすいと自覚しているなら、少し物を減らすことも検討しましょう。仕分けが終わって必要な物だけ残ったら、収納していきます。

写真や本など悩むものは後回し

アルバムや本など、一瞬で判断できないものは保留にして、どんどん不要物を捨てていきましょう。途中で悩んでしまうと作業がストップするため、あとでゆっくり判断したい物は保留箱を作って片付けます。

本来、保留の箱は作らないほうが片付けがスムーズに進みますが、一日で片付けたい場合は手を止めていられません。

つい眺めてしまう思い出の品や読みふけってしまうような作品は、手を止めずに保留箱に放り込んでしまいましょう。とりあえず部屋を片付けてしまってから、後日ゆっくり仕分けをすれば問題ありません。

部屋の清掃手順

部屋を清掃するときは、手順を決めてやりましょう。効率の悪いやり方では、一日で片付けられません。まず掃除道具は先に準備しておき、物の分別をしてから大まかに清掃します。

掃除の途中でホコリやごみが出てくるため、掃除機や拭き掃除は一番最後にまとめてやりましょう。

掃除道具の準備

清掃するには、掃除道具が必要です。掃除機などは家にあるかもしれませんが、細かい掃除用具など、家にないものは先に買って準備しておきましょう。

手早く掃除を進めたいなら、ほうきやちりとり、はたきなどの掃除道具に加えて、スポンジや汚れを落としやすくする洗剤類も用意しておきましょう。ゴミがたくさん出るので、ゴミ袋も多めに準備しておけば万全です。

一日でゴミの分別から清掃まで終わらせるつもりなら、掃除用具の準備は前日までにしておきましょう。当日になってから準備していると、時間をロスしてしまいます。

上から下へ清掃する

清掃を始めるときは、上から下に掃除していきます。タンスの上や壁などが汚れたまま床の掃除をしても、後からどんどんホコリが落ちてくるためです。

長時間掃除をしていない部屋は、考えているよりもホコリが溜まっています。棚の上や電化製品の周り、換気扇など上にあるもので汚れていそうな場所を先に清掃しておけば、床掃除も簡単です。

まずは上にあるものを、はたきやぞうきんできれいにしていきましょう。床に落ちたホコリやゴミは後からほうきや掃除機で片付ければ、素早く掃除が完了します。

掃除機や拭き掃除は最後

汚部屋を片付けたいなら、まずは不要物の分別を最後までしてしまいましょう。いらない物を全部捨てて部屋がすっきりしてから掃除機をかけ、拭き掃除をします。

途中で掃除機をかけても、ゴミを捨てるたびにホコリが出てくるため意味がありません。効率も悪くなります。

なるべく部屋のものが少なくなってから、掃除機をかけましょう。部屋のホコリがなくなってから床の拭き掃除をすれば、完璧です。

窓や壁などの拭き掃除は、掃除機をかける前にやっておくと落ちたホコリを一気に掃除できます。

長時間掃除を続ける方法は?

一日で掃除を終わらせるには、長時間作業を行わないと終わりません。集中力が途切れがちにならないように、メリハリをつけて作業を進めましょう。

自分が好きな音楽をかけたり、時間を計るなどダラダラとした作業にならないよう注意しましょう。

時間を計ってメリハリを付ける

長時間作業を続けると思うとゆっくり作業をしがちですが、時間を図りながらすればメリハリがつけられるでしょう。たとえば30分でキッチンの不要物を仕分けるなど、時間を決めてみるのも効果的です。

最初から長時間作業するより、短時間の方が集中力が持ちます。短時間で終わらせるで、計画も立てやすくなるでしょう。30分や1時間など自分で区切りを決めて、タイマーをセットしておくと自分でも分かりやすいですね。

好きな音楽に合わせて掃除する

自分の好きな音楽をかければ、作業効率はアップします。手が止まってしまうようなものは避けたほうがいいですが、バックミュージックがあればリズムに合わせて手が動かせます。

基本的に自分の好みで選んで問題ありません。アップテンポの音楽ならより動きも早くなるでしょう。

1種類の音楽では飽きてしまうようなら、自分好みの曲をミックスしたデータを用意しておくのもおすすめです。携帯用の音楽プレイヤーでもいいですが、イヤホンが邪魔になるようなら、パソコンなどを使って音楽をかけながら作業を進めましょう。

片付けを楽しむコツ

片付けは気分が乗らない人でも、自分へのご褒美を設定すれば楽しく取り組めるでしょう。また、片付ける前ときれいになったあとの写真を取れば、達成感も得られます。

汚部屋を一日で片付け終われば、新しい気持ちで快適に過ごせます。散らかっている量にもよりますが、自分で片付けられる程度なら、思い切って掃除をはじめてみましょう。

ビフォーアフターを写真で記録

散らかった状態を写真にとって、どれだけ変わるのか確かめてみましょう。ブログやSNSにアップするのも楽しいですが、汚部屋を見せるのが恥ずかしい場合は自分だけでこっそり楽しみましょう。

散らかった部屋がきれいになったら、再度写真を撮ります。すっきりきれいな状態を写真に収めておけば、今後掃除をするときの原動力にもなります。

周囲に認めてもらいたいなら、家族や友達だけが見られるブログなどにアップしてみるのもよいでしょう。頑張って掃除をすれば、人を招くきっかけにもなります。

ご褒美を用意する

掃除が嫌いでどうしてもやる気が起きない場合は、自分にご褒美を用意しましょう。ただし、掃除をきちんと最後までやり遂げたときだけにしておくことがポイントです。

途中でやめたのにご褒美だけもらってしまうと、やる気の維持につながりません。

豪華なものやお金がかかるものでなくてもいいので、掃除のあとに楽しいことを企画しておきましょう。

たとえば片付けが終わったら見に行きたかった映画を見に行くなど、ちょっとしたことで構いません。部屋を片付けた日はおいしいデザートを買うと決めるのも、ちょっとしたご褒美になります。自分の好きなご褒美を用意して、掃除を楽しみましょう。

まとめ

汚部屋を片付けようと思い立っても、何日も掃除をし続けなければいけないと思うと憂鬱になる人もいるでしょう。状況にもよりますが、一日で片付けが不可能なわけではないので、諦めないで方法を考えることです。

1人では無理でも、業者の力を借りれば一日で片付くことがあります。ゴミ屋敷のようになってしまっているなら難しいですが、それでも1人でやるより効率的です。

もし自分で片付けるなら、効率よくてきぱき作業を進めなければ短時間では終わりません。一日で終わらせたいなら、長時間の作業が必要なことも覚悟しておきましょう。

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