遺品整理で出てきた物をリサイクルしよう。片付け業者への依頼が可能

遺品をリサイクルするにはどうすればいいのか、買取ができる主なアイテムやショップの種類をまとめました。また、遺品整理業者にリサイクルを依頼するメリットや特徴も紹介しています。捨てる以外の方法で遺品を処分したいなら、検討してみましょう。

本記事の監修者

遺品整理士:目黒 大智


一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士(第 IS26076号) 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
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遺品整理の際にリサイクルを検討しよう

遺品整理の際に、不用品をリサイクルすればお金が戻ってきます。身近な人の遺品ということもあり、捨てるより誰かに使ってもらうほうが気も楽になります。

リサイクルで手に入ったお金は、処分費用などに回せます。なるべく費用をかけずに遺品を片付けたいなら、まとめて遺品整理業者に買取依頼したり、専門ショップに売ったりすることも検討しましょう。

ただし、売れないものもあり、必ず買取価格がつくとは限りません。

捨てるよりも処分する際に気が楽

遺品を捨ててしまうと気分的にもよくありませんが、リサイクルなら誰かに使ってもらえます。

遺品の片付けはしないといけないけれど、捨てるのはしのびないと考えるなら、まずはリサイクル業者に来てもらいましょう。持ち込みでも構いませんが、大型の物や大量なら出張買取対応のお店がおすすめです。

不要物の処分費用に回せる

リサイクルで値がつけば、捨てなければいけない物の処分費用に回せます。買取はできない物でも、無料引取できるケースがお得です。ほとんどが引取対象なら、さらに処分費用は安くなります。

不要物の処分にお金がかかりそうなら、まずは先にリサイクルショップや片付け業者に相談してみましょう。売れないと思っているものでも、意外に高値がつくかもしれません。まずは、スタッフに聞いてみると良いでしょう。

買取相場が高いもの

比較的買取相場が高いものとして、ブランド品などの商品価格が高いものや、美術品・骨董品などの芸術的なアイテムがあげられます。

貴金属や宝飾品も売却できる可能性が高いでしょう。もし遺品の中に価値がありそうなアクセサリーやバッグ、時計などがあれば、売却を検討してみましょう。

なお、骨董品や美術品など専門家にしか判断がつかない物であれば、普通のリサイクルではなく専門店に依頼したほうが高値がつく可能性があります。

宝飾品やブランド物

貴金属を含む宝飾品やブランド品は、比較的高値がつきやすいでしょう。ブランド品は中古品でも需要が高く、貴金属は金属や宝石自体に価値があります。古いものでも、状態がよければ高値がつくケースがあるため、一度査定してもらいましょう。

ブランド買い取りの専門店や、貴金属を扱う店舗に依頼すれば詳しく査定してもらえます。出張買取に対応しているところも多いので相談してみましょう。

骨董品や美術品

骨董品や美術品は、物によってかなり高額になるケースがあります。

有名な画家の作品や、価値のある古い骨董品など、価値がわからないものがあるなら専門家に見てもらいましょう。一般のリサイクルショップでは価値がわからないことも多いため、なるべく専門のお店を利用することを考えましょう。

遺品整理の前に注意

遺品整理をする場合、事前に相続人全員の同意を得ておきましょう。現金化して処分するより、自分が受け取りたいと考える人もいます。

また、相続放棄する場合は価値のある品の遺品整理をしないことが原則です。明らかなゴミなどの処分は認められることが多いですが、価値のある物に対して何らかのアクションを取ると、遺産相続に関わるつもりがあるとみなされます。

他の相続人への相談

他の相続人への相談は必須です。全員が遺産を受け取るつもりがないときは別ですが、相続予定なら勝手に判断してはいけません。

もし勝手に処分してしまうと、後々問題になります。気心が知れている間柄でも、自分が知らない重要な遺品があるかもしれません。気が付かずに捨ててしまったとなると大きな問題です。

できる限り他の相続人へも声をかけてから遺品整理をしましょう。整理や処分の同意があれば、全員が集まれなくても問題はありません。

相続放棄をする場合、遺品整理は厳禁

遺品整理は相続人が行います。相続放棄の予定があるなら手をつけないようにしましょう。すぐに退去を要請されている場合でも、慌てて着手しないように気をつけましょう。

法律的に遺品の処分や受け取りをした人は、相続放棄ができません。放棄が決まった後でも、遺品整理を行うと取り消しされる恐れがあります。どこまで処理すればいいのかわからない場合は、専門家に話を聞いてからでも遅くありません。

遺品を買い取ってくれる業者とは?

遺品を買い取ってくれる業者にはいくつか種類があります。一般的な物はリサイクルショップですが、質屋や片付けを手伝ってくれる業者も買い取りができるケースがあります。

売却したい商品によって値段の付き方が違うため、まずはいくつかのお店に相談してみましょう。

リサイクルショップ

リサイクルショップは家電や家具、食器、洋服などさまざまな商品を取り扱います。商品の種類にかかわらず、まとめて買い取ってくれることが魅力です。

またリサイクルショップの中には、ブランド品買取専門や古着買取専門など、得意ジャンルや限定的な取り扱いのショップもあるため、用途に合わせて使い分けましょう。

質屋

貴金属、ブランド品、呉服などのアイテムは、質屋でも買い取ってもらえます。生活用品や古着なども扱うリサイクルショップとは異なり、主に価値の高いブランドアイテムなどを買取していることが特徴です。

質屋もショップによって買取商品が異なるため、遺品に宝石類やブランド品、呉服類が多いならまずは相談してみましょう。

買取も行う片付け業者

買取を扱う片付け業者なら、遺品整理やゴミ処分と一緒に不要物も買い取ってくれます。

片付けと一緒にリサイクルもできるので、手間がかかりません。価値の高いものはそれほどなく、できれば引き取れるものだけ引き取って欲しいというスタンスなら、まとめて依頼してみましょう。

片付け業者は専門家ではないため、特殊な商品の価値はわかりません。専門的なショップで高く売れそうな物は、事前に分けておいたほうが無難です。

遺品整理業者を利用するメリット

遺品整理業者の中には、まとめてリサイクルも行ってくれる業者があります。わざわざ別の業者に頼んで手間をかけるのが面倒なら、買い取りも合わせて頼める業者を探しましょう。

もちろん、一部の品だけ他のショップへ持っていっても問題はありません。見積もりを聞いて判断するのもよいでしょう。

不用品処分と買取を一括依頼できる

不用品処分と遺品整理、買取を別々に依頼すると、その分時間がかかります。見積りに来てもらう手間や、買い取りできなかった物の処分など、時間があまり取れない人には遺品整理業者にすべて任せてしまえば、一度で作業が完了します。

買取できなかったものは処分してしまえばいいので簡単です。

特殊清掃などへも対応

普通のリサイクルショップやゴミ処分業者では、特殊清掃まで対応していません。部屋で人が亡くなると、状況によって清掃の手間がかかります。床下や壁紙まで汚れてしまうと、親族が少し清掃しただけではきれいになりません。

リサイクルや不用品処分、清掃までトータルで任せれば、費用面でもお得です。身近な人が亡くなり、遺品整理で悩んでいるなら頼んでみましょう。

まとめ

遺品整理の際は、買取できるような品物も出てきます。もし捨てるのがもったいないような物があれば、リサイクルを考えましょう。

遺品整理業者の中には、不用品処分やリサイクルに対応しているところもたくさんあります。貴金属やブランド品などは、専門家に見てもらったほうがいいケースもありますが、捨てるか迷っている物なら一括で遺品整理業者に任せたほうがスムーズでしょう。

不要になったブランド品の買取についてはこちらも参考にしてみてください、ブランド買取ならretro【レトロ】

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