ガスコンロの処分に頭を抱えていませんか?
危険なイメージも多く、どうやって処分するのが正しいのか迷いますよね。
当記事ではガスコンロを、「安く処分する方法」と「楽に処分する方法」の2点に分けて解説しております。
処分前のチェック項目から作業時の注意点等も合わせて記載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
ガスコンロを処分する理由とチェック項目について
ガスコンロの処分前には、本当にそのガスコンロが使えないのか確認しましょう。
一番間違いないのは、ガス会社へ連絡をして修理できるかどうか見てもらう方法ですが、そうなると料金が発生します。
ですので、以下に処分の理由ごとに5つのチェック項目を用意しました。
- ガスコンロの火がつかなくなった
- 使用していると途中で火が消える
- 火の色が変わった
- 異音や異臭がする
- 【注意】2008年以前のガスコンロは売ることが出来ません
お使いのガスコンロが本当に故障しているのか、処分やガス会社への依頼を検討する前に、ぜひこれらのチェック項目で確認するようにしましょう。
ガスコンロの火がつかなくなった
ガスコンロの火がつかない場合にチェックしてもらいたい項目は以下の3点です。
1.ゴム管は折れていない?
ガスコンロは料理などを作る際に場所がずれてしまい、その反動でガスホースが折れてしまう場合があります。
そうなると、ガスがガスコンロ側へと流れなくなり、ガスコンロに火がつかなくなるのです。
2.ガスコンロ内の電池切れ
ガスコンロの火種は電池です。
使い方にもよりますが、電池の寿命は半年~1年が一般的ですので、処分前には必ず電池切れの確認をするようにしましょう。
3.バーナーキャップの目詰まり
ガスコンロの掃除不足の場合、バーナーキャップが目詰まりを起こしている可能性があります。
ガスコンロの処分を決めてしまう前に、一度お手入れをして確認してみましょう。
使用していると途中で火が消える
ガスコンロの使用時に火が途中で消えてしまう場合にチェックしてもらいたい項目は以下の3点です。
1.ゴム管は折れていない?
ゴムホースからのガス供給が不十分になるとガスの火が途中で消えることがあります。
ガスホースが折れ曲がっていないか、再度確認するようにしましょう。
2.ガスコンロ内の電池切れ
ガスコンロの火種である電池の寿命は半年~1年くらいと言われています。
料理途中に電池切れになるともちろん火は消えてしまいますので、ガスコンロでトラブルの多い電池切れは、必ずチェックするようにしましょう。
3.バーナーキャップの目詰まり
ガスコンロの掃除が不十分だと、バーナーキャップが目詰まりを起こすことがあります。
ガスコンロの処分前には一度お手入れをして、故障の原因がバーナーキャップの目詰まりではないか確認するようにしましょう。
火の色が変わった
ガスコンロの火の色が、いつもと異なる場合にチェックしてもらいたい項目は以下の2点です。
1.室内で加湿器を使用している
加湿器を使用しながらガスコンロをつけると、ガスコンロの火がオレンジ色に変化することがあります。
これは加湿器から出る、水蒸気内の微量のアルカリ金属(水道水に含有)が、ガスコンロの火と化学反応を起こすことにより発生する現象です。
それほど大きな心配をすることはありません。
2.バーナーキャップの目詰まり
ガスコンロの掃除不足でバーナーキャプが目詰まりを起こすと、火の色や出方まで変わります。
処分前には一度ガスコンロ全体をきれいにして、確認作業をするようにしましょう。
異音や異臭がする
ガスコンロを点火する際の音が大きくなったり、使用時にガス臭さを感じたときは、燃焼状態に問題がある可能性があります。
ガス会社に修理を依頼するか、買い替えるなら自分に合う処分方法を選ぶようにしましょう。
また、ガスコンロは製造から10年ごとの点検が必要と言われています。
使用年数が増すと、こうしたトラブルは発生しやすくなりますので、早め早めの対策を心がけるようにしましょう。
【注意】2008年以前のガスコンロは売ることが出来ません
2008年10月より、全口安全センサーを付けないと、ガスコンロの製造と販売が出来なくなりました。
その理由は、ガス給湯器での一酸化炭素中毒事故が起こったためで、ガス機器の安全性はその時に一度見直されているのです。
つまり2008年以前に製造したガスコンロについては、全口安全センサーはついていないということになります。
処分時にリサイクルショップなどを検討する際は、必ず製造年月日の確認をするようにしましょう。
ガスコンロの寿命について
家庭用のガスコンロの寿命は約10年と言われています。
使用年数が10年を越えたガスコンロは、問題なく使用できている場合でも、製品の劣化から、予期せぬトラブルに見舞われる場合もあるのです。
また、製造から10年経過すると、交換部品の製造が終了している場合もありますので、10年を区切りとして、一度買い替えを検討するようにしましょう。
ガスコンロを安く処分する方法
では実際にガスコンロの処分方法について見ていきましょう。
まずは「安くガスコンロを処分できる方法」で、以下の4つがあります。
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- オークションに出品する
- 買い替え時にお店に引き取ってもらう
- 知り合いに譲渡する
中には利益を生む方法もございますので、順に見ていきましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
製造から10年以内のモデルで、ガスコンロの状態が良ければ、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
お店によっては、出張で買い取りに来てくれたり、宅配便での送付が可能な場合や、便利なサービスを提供している場合もございますので、自分に合った店舗を探すようにしましょう。
買い取りの価格については、電話で以下の3点を伝えることで概算が分かりますので、売却の際の参考にしてください。
- メーカー名
- 製造年月日
- 型番(型名・モデル名・機種名・品番)
ただ、次のようなガスコンロは買い取りしてもらえませんので、注意が必要です。
- 2008年10月より前に製造したガスコンロ(全口安全センサーがついていないガスコンロ)
- 汚れがひどいガスコンロ
製造年月日の確認と、ガスコンロの掃除をしてからリサイクルショップに買い取りを依頼するようにしましょう。
オークションに出品する
不具合がなく、見た目もきれいなら、ネットオークションやフリマアプリを使用し売却する方法があります。
その際のメリットとデメリットを順に見ていきましょう。
〇メリット
- 状態が良ければ、リサイクルショップより高く売却できる可能性がある
〇デメリット
- 買い手が見つからず、処分できない場合がある
- ネット上でのやり取りなので、トラブルになりやすい
- 処分までに時間がかかる
オークションは、場合によっては高い価格で売却できます。
ただ、面倒な点も多いので、オークションに元々詳しい方か、オークションについて相談できる環境が整っている方にオススメの方法と言えるでしょう。
買い替え時にお店に引き取ってもらう
ガスコンロの購入を検討しているなら、購入店で無料の引き取りサービスを行っている店舗もあります。
その際には事前に、以下の項目を伝え、お店で引き取りが可能か確認が必要です
- メーカー名
- 製造年月日
- 型番(型名・モデル名・機種名・品番)
- ガスコンロの不具合の有無や汚れ具合
店舗が引き取りOKな場合は、ガスコンロを一通りきれいに掃除してから、お店に持ち込むようにしましょう。
知り合いに譲渡する
使えるガスコンロなら、友人や家族、知り合いなどに譲渡するのも1つの方法でしょう。
ただ、「2008年10月より前に製造したガスコンロでないか」「不具合がないか」など、事前の確認が必要です。
もし気になる点があるなら、それを伝えた上で譲渡するようにすれば、後々のトラブルへと発展しにくいでしょう。
ガスコンロを楽に処分する方法
続いて「ガスコンロを楽に処分する方法」について解説していきます。
ガスコンロを楽に処分できる方法は以下の3つです。
- 粗大ゴミとして自治体に依頼する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
- 引っ越し業者に処分を依頼する
それでは各項目ごとに解説していきます。
粗大ゴミとして自治体に処分を依頼する
まずは「粗大ゴミとして自治体に処分を依頼する」方法です。
手順ごとにまとめましたので、1つずつ確認していきましょう。
1.自治体の窓口へ事前連絡が必要
ガスコンロを粗大ゴミとして処分するには、ネットや電話を通して、自治体の窓口に事前の連絡をする必要があります。
2.ゴミ処理券をガスコンロに貼り、指定の収集場所に出す
自治体への連絡が終わったら、コンビニ等でゴミ処理券を購入します。
必要事項を記載したゴミ処理券をガスコンロに貼りつけ、指定された収集場所に出しておくと、回収してくれる、という流れです。
料金は自治体ことで異なり、400円~1000円程になりますので、ネットや電話申し込みの際に確認するようにしましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
続いて「不用品回収業者に処分を依頼する方法」について見ていきましょう。
不用品回収業者を利用する際のメリットとデメリットは以下の通りです。
〇メリット
- 自宅まで回収に来てくれるので、重くで処分が困難な場合に便利
- ガスコンロ以外の不用品も回収してくれる
〇デメリット
- 自治体に比べ処分費用が高い
- 悪徳業者でないかの見極めが必要
不用品回収業者は自宅まで回収に来てくれるので、運搬が困難な女性やお年寄りには便利です。
しっかりプロが回収してくれるので、危険面も安心することができます!
しかし、中には悪質な業者もあるので、不用品回収業者に依頼する際は、必ず見積もりをしっかり出してもらうなどの対策が必要です。
引っ越し業者に処分を依頼する
引越しの際にガスコンロを処分したい場合は、「引越し業者に処分を依頼する方法」があります。
引越し予定日にガスコンロを引き渡すことが出来るので、非常に楽に処分することが可能です。
また、ガスコンロ以外にも不用品を引き取ってくれる場合もございますので、回収は可能か、値段も含めて事前に確認するようにしましょう。
ガスコンロを安全に処分するための注意点
ガスコンロの取り外し作業を自分で行う際は、注意が必要です。
作業手順は以下の通りで、それぞれの注意点をまとめました。
- 作業に取り掛かる前に軍手をする
- 取り外し前に必ず元栓を閉める
- ガスホース内のガス抜きをする
- ガスホースは力任せに取り外さない
では1つずつ解説していきます。
1.作業に取り掛かる前に軍手をする
まずは作業前の軍手の準備です。
ガスコンロの油汚れを素手で触ってしまうと、汚れがこびりついてなかなか取れません。
せっかく楽な処分方法を選択したのに、手洗いで時間を使っていては本末転倒ですので、必ず作業前に軍手をするようにしましょう。
2.取り外し前に必ず元栓を閉める
ガスコンロの取り外し前には必ず元栓を閉めます。
「当たり前すぎる」と感じるでしょうが、その当たり前を疎かにし、火事が多発しているという現実を忘れてはいけません。
相手は火が付けば爆発するガスですから、神経質なくらいに元栓が閉まっているかのチェックをするようにしましょう。
3.ガスコンロ内やガスホース内のガス抜きをする
続いてガスホース内のガス抜きをします。
いくら元栓を閉めても、ガスコンロ内やガスホース内にガスが残っていると大変危険です。
ですので、ガスの元栓を閉めた状態で火をつけ、その火が自然に消えるのを確認してからガスホースを抜く作業に移るようにしましょう。
4.ガスホースは力任せに取り外さない
最後はガスホースの取り外し方です。
ガスホースは構造的に簡単に抜けないように作られています。
そのため、ガスホースを抜く際には多少の力が必要なのですが、力任せに作業をすると怪我の元です。
元栓からガスホースが抜きにくい際は、カッターなどでゴム部分に切れ目を入れると、比較的楽に抜き取ることが出来ます。
まとめ
ガスコンロを処分する際は、「安く処分する方法」と「楽に処分する方法」の計7つの処分方法があります。
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 知り合いに譲渡する
- オークションに出品する
- 買い替え時にお店に引き取ってもらう
- 粗大ゴミとして自治体に依頼する
- 不用品回収業者に処分を依頼する
- 引っ越し業者に処分を依頼する
ガスコンロの処分時にはどうしても危険が伴います。
「安く」「楽に」処分する方法を選択する前に、処分前のチェック事項や作業時の注意点を再度確認し、安全なガスコンロの処分を第一に心がけましょう。
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