物を捨てる時、大きな物でも簡単に処分してくれる不用品回収業者はありがたいですよね。
そんな不用品回収業者ですが、法を守らず回収を行う違法な業者もいます。
そこで今回は「違法な業者の特徴」や「安全な業者を見分けるコツ」を解説していきます。
違法な不用品回収業者とは?
ゴミの適切な処分をするためには、法律を守り、適切な方法で処分する必要があります。
そんな中、回収したゴミを不法投棄したり、違法な方法で処分をする回収業者がいます。
このような業者に依頼をすると、以下のような被害にあうことがあります。
- 無料と嘘をつかれる
- 高い金額を請求される
- 不法投棄される
被害にあった後の最悪なケースとして、以下のようなケースもあります。
- 業者と連絡が取れなくなる
- 依頼者が罰則を受けることになる
かなりのリスクを背負うことになりますので、違法な回収業者についての知識はしっかり持っておきましょう。
それでは、詳しい特徴を解説していきます。
違法な不用品回収業者の特徴は4つ
違法な不用品回収業者の特徴は4つです。
- スピーカーで宣伝して走っている
- 「無料回収」をアピールしている
- 高い金額を請求してくる
- 会社の所在地が不明
それでは、ひとつずつ詳しく解説していきます。
1.スピーカーで宣伝して走っている
皆さんも、スピーカーで宣伝して街を巡回する回収業者を見たことはありませんか。
実は、このような業者は違法業者である可能性が高いです。
資格を持たずに営業していたり、拠点を持たずに営業しているケースが多く、一時期メディアでも話題になりました。
ゆっくり走りながら甘い宣伝をしてきますが、声はかけないようにしましょう。
2.「無料回収」をアピールしている
ゴミの処分には費用がかかるものです。
そのため「無料回収」と宣伝している業者は、嘘をついているか、不法投棄している場合があります。
「無料ならお願いしたい」と思ってしまいますが、高額請求をされたり、罰則を受ける可能性もあります。
このような業者にも依頼はしないよう注意しましょう。
3.高い金額を請求してくる
過度な高額請求をしてくる業者もいるので注意しましょう。
このような業者は、積み込みが完了したあとに追加料金を請求してくることが多いです。
そのため、あいまいな見積書を提示してくる業者には充分注意しましょう。
他にも、家にあるものを強引に回収して料金を請求してくる業者もいます。
信頼できる業者なのか見極めることは、事前にトラブルを防ぐためにも重要なのです。
4.会社の所在地が不明
会社の所在地が不明な業者は、違法であることが多いです。
また、違法な業者にはホームページが存在しないことが多く、ホームページの有無を確認することも大切です。
ホームページに資格の許可番号が記載されているか、本拠地が記載されているか、合わせてチェックしましょう。
ホームページに本拠地が記載されていない場合は、依頼を避けるのがオススメです。
違法な不用品回収業者と気づいた時の対処法は?
違法な業者と気づいたときの対処法をご紹介します。
最初に説明した通り、違法な業者に依頼することで自分が罰則を受ける場合もあります。
気づいたら早急に対処することが大切です。
見積もりの際に気づいたらキャンセルを
見積もりの際に気づくことができれば、急いでキャンセルしましょう。
- 見積書を事前に提示してこない
- あいまいな見積書を提示してくる
- 過度に高額な金額を請求してくる
以上のポイントに当てはまる場合は、違法な業者である可能性が高いです。
少しでも不信に思ったら、迷わずキャンセルしてくださいね。
強制的に続行された場合は、警察に連絡
キャンセルに応じず、強制的に回収を続行してくるケースもあります。
その場合は警察に連絡をしてください。
強制的に家の物を持ち去るのは充分な違法行為です。
警察に連絡すれば自宅に来てくれますので、迷わず連絡してください。
消費者生活センターに連絡する
「警察に連絡するべきか自分で判断できない」という方は、まず消費者生活センターに連絡する手段もあります。
電話番号は「188」です。
トラブルに巻き込まれる前に、適切なアドバイスをくれます。
少しでも不安なことがあれば、連絡してみると良いでしょう。
安全な回収業者の見極め方
ここからは、安全な業者の見極め方について紹介していきます。
悪徳業者がいるのも事実ですが、良心的な営業を行う業者がいることも事実です。
安全な業者であれば、手間をかけることなく処分できるのでオススメのサービスです。
所在地がはっきりしている
所在地がはっきりしている場合、良心的な業者であることが多いです。
- 名詞に所在地が記載されているか
- ホームページに会社概要の記載があるか
2つのポイントをよくチェックしましょう。
確認できない場合は、トラブルを避けるためにも依頼しないのが得策です。
領収書を発行してくれる
領収書を発行してくれるか、というのも重要なポイントです。
安全な業者であれば、依頼すれば領収書を発行してくれます。
事前に発行が可能か確認することで、安全な業者か見極めることが可能です。
安全に処分する方法
業者に頼まずに安全に処分する方法もあります。
- 自治体に依頼する
- リサイクルショップに売る
- 知人に譲る
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.自治体に依頼する
一番安全な方法としては、自治体に依頼することがオススメです。
自治体に依頼する場合は、2つの方法があります。
- 回収を頼む
- 収集所に持ち込む
〇回収を頼む
回収を頼む流れは以下の通りです。
- 市町村に問い合わせて回収を依頼する
- コンビニで処理券を購入
- 処分したい物に処理券を貼って、指定の場所に運んで完了
物の大きさによって、費用は異なります。
事前に自治体のホームページを確認すると良いでしょう。
〇収集所に持ち込む
収集所に持ち込む方法もあります。
ただ、一般の持ち込みを受け付けていない自治体もあるので、事前に確認しておきましょう。
持ち込む際の流れは以下の通りです。
- 収集所に連絡して、持ち込み可能か確認する
- 自家用車で収集所に持って行く
- 収集所で料金を支払い完了
収集所に持ち込むことで、回収を依頼するより費用を抑えられるケースがあります。
少しでも節約したい方は、持ち込むのがオススメです。
2.リサイクルショップに売る
まだ使える物であれば、リサイクルショップに売るのもオススメの方法です。
大きさによっては持ち運びに苦労する場合もありますが、出張買取サービスを行う店舗もありますので、利用すると楽に売ることが出来ます。
安心して処分できるだけでなく、利益にもなりますので是非一度、売れるか査定を依頼してみると良いでしょう。
3.知人に譲る
知人に譲るのも安全に処分するひとつの手段です。
知人に独り暮らしを始める方がいる場合、家具・家電は喜んで引き取ってくれる可能性が高いです。
誰かの手に渡って使ってもらえると思うと、手放す側も気持ちよく手放すことができます。
知人に受け取ってくれる人がいないか探すのもオススメです。
まとめ
違法な不用品回収の特徴は4つでした。
- スピーカーで宣伝して走っている
- 「無料回収」をアピールしている
- 高い金額を請求してくる
- 会社の所在地が不明
少しでもおかしいと思ったら、「頼まない」「キャンセルする」ことを忘れないでください。
怪しい業者に依頼することは、かなりのリスクを背負うことになります。
ホームページをチェックするなどして、信頼できる業者に依頼しましょう。