不用品回収の料金は本当に20万かかる?20万円に達するケースと回避のポイント

不用品回収を依頼した際に「料金が20万円かかった」という話を耳にすると、高すぎるのではないかと不安に思う方も多いでしょう。実際、家一軒分の片付けや大型家具の解体、ゴミ屋敷清掃を伴う場合には20万円に達することがあります。ただし、相場を知らずに依頼すると不当な高額請求に遭う危険もあるため注意が必要です。

本記事では、不用品回収で20万円に至るケースや費用の内訳、料金を安く抑えるコツ、優良業者の見極め方まで分かりやすく解説いたします。

本記事の監修者

遺品整理士:目黒 大智


一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士(第 IS26076号) 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
目次

不用品回収で20万円は妥当?まずは料金相場をチェック

不用品回収の料金が20万円に達することは珍しくありませんが、それが妥当かどうかは相場を理解しているかで判断が変わります。間取りやトラックの積載量ごとの費用目安を知ることで、自分のケースが高額なのか適正なのかを確認できます。

間取り別に見る不用品回収費用の目安

不用品回収の料金を把握する方法の一つが、住まいの間取りごとの目安を知ることです。例えば、1Kや1DKのような小さな部屋の場合は2万円から5万円程度で済むことが多く、回収する不用品の量も比較的少なめです。これが2LDKや3DKになると10万円から15万円程度に上がり、家族世帯で家具や家電が増える分、料金も高くなります。

さらに、3LDK以上や一軒家全体の片付けでは20万円を超えるケースが出てきます。つまり、部屋数が多くなるほど不用品の量も増え、作業に必要な人員や車両台数が増えるため費用が膨らむのです。

間取りは生活スタイルを反映しているため、料金目安を知ることで見積もりの妥当性を判断する材料になります。自分の住まいに近い間取りの料金相場を確認しておくことが、高額請求を避けるうえでとても有効な手段といえるでしょう。

トラックの積載量から確認する料金相場

不用品回収の費用を考える際に、もう一つ参考になるのがトラックの積載量です。軽トラック1台分なら1.5万円から3万円程度が一般的で、一人暮らしの不用品や小型家具であればこれで十分収まります。1トントラックを利用する場合は3万円から5万円程度、2トントラックなら5万円から10万円程度が目安です。

さらに、不用品の量が多くて2トンロングや2トンワイドを使う場合は、10万円を超えることも珍しくありません。トラックのサイズが大きくなるほど、必要な人員や処分場での費用も増えるため料金は上がります。

見積もりを受けた際には「どのサイズのトラックを使う予定か」を確認することで、提示された金額が適正かどうかを判断できます。積載量ごとの相場を知っておけば、業者選びの際に不当に高い請求を避けやすくなりますし、自分の不用品の量に見合った最適なプランを選ぶ参考にもなります。

不用品回収費用が20万円に達する主なケース

不用品回収の料金が20万円に達するのは、特定の条件が重なったときです。大量の不用品を処分する場合や、大型家具の解体・特殊搬出が必要な場合、さらに清掃や追加サービスを依頼すると高額になりやすい傾向があります。

家一軒や大量処分など不用品の量が極端に多い場合

不用品回収の料金が20万円に達する典型的なケースは、家一軒まるごとの片付けや大量処分を依頼する場合です。特に一戸建てや3LDK以上の住まいでは、家具や家電の数が多く、大型のタンスやベッド、冷蔵庫など重量物が複数含まれることも珍しくありません。

こうした場合は軽トラックや2トントラック1台では収まらず、複数台を使用する必要があります。その結果、作業員の人数や運搬にかかる時間も増えるため、料金が一気に高額になるのです。さらに、生活雑貨や衣類が大量に残されていると、分別や仕分け作業の手間がかかり人件費も加算されます。

遺品整理や引越し後の片付けのように大量処分が伴うと、20万円を超えるケースは珍しくありません。料金を抑えるためには、自治体回収を併用したり、リサイクル可能な品を事前に処分しておく工夫が有効です。量が多ければ費用も増えるという仕組みを理解しておくことが大切です。

大型家具の解体や特殊な搬出作業が必要になる場合

料金が高額になるもう一つのケースは、大型家具の解体や特殊な搬出作業が必要な場合です。例えば、大型タンスやベッド、食器棚などは玄関や廊下を通らないことがあり、その場合は一度解体してから運び出す必要があります。解体には工具や人員が必要なため、通常の回収よりも追加の作業費が発生します。

また、集合住宅でエレベーターがなく階段で搬出しなければならない場合や、窓からロープで吊り下げる「吊り作業」が必要な場合もあります。これらは安全面の配慮や複数の作業員を要するため、料金が高くなる大きな要因です。さらに、搬出経路が狭い、段差が多いなど環境条件によっても作業が難航し、その分コストが上がります。

大型家具の処分は一見シンプルに見えても、現場の状況によっては予想以上に高額になることがあるのです。見積もり時には搬出方法や追加料金の有無を必ず確認し、後からのトラブルを避けることが重要です。

ゴミ屋敷の清掃や追加サービスを同時に依頼する場合

不用品回収費用が20万円に達する大きな理由の一つが、ゴミ屋敷の清掃や追加サービスを同時に依頼する場合です。ゴミ屋敷状態では通常の不用品回収に比べて作業量が格段に増えます。床一面にゴミが積み重なっている場合は分別や袋詰めから始める必要があり、多くの人員と時間を要するため料金が上がります。

さらに、悪臭や害虫の発生があると消臭や害虫駆除といった特殊清掃が追加され、数万円から数十万円の費用が加算されるケースもあります。また、ハウスクリーニングや消毒作業を同時に依頼すると、回収費用と合わせて合計が20万円を超えることも珍しくありません。

このようなサービスは必要に応じて依頼する価値がありますが、費用がかさみやすいため注意が必要です。事前にどこまで業者に任せるかを決め、不要なサービスを省くことでコストを抑えることができます。追加サービスの有無は最終的な料金を大きく左右する重要な要素なのです。

不用品回収で20万円かかる料金の内訳

不用品回収で20万円かかる場合、その料金は複数の要素から構成されています。基本料金のほかに、現場の状況や依頼内容によって追加される費用があり、内訳を理解することで請求が妥当かどうか判断しやすくなります。

基本料金に含まれる人件費・車両費・処分費用

不用品回収の料金の大部分を占めるのが基本料金で、その中には人件費・車両費・処分費用が含まれています。まず人件費は、作業員の人数や作業時間によって決まります。大型家具や家全体の片付けでは複数人のスタッフが必要になり、その分費用が増えます。

次に車両費は、不用品を運搬するトラックのサイズや台数に応じて発生します。軽トラックで済む量なら安く抑えられますが、2トントラックや複数台が必要になると金額は一気に上がります。そして処分費用は、回収した不用品を最終的に処理場で廃棄またはリサイクルする際にかかる費用です。

特に家電リサイクル法の対象である冷蔵庫や洗濯機などは別途リサイクル料金が必要となります。これら3つの項目はほとんどの業者で共通しており、見積もりの中心部分になります。20万円に近い請求を受けた場合も、この基本料金が大きな割合を占めているのが一般的です。

作業環境や依頼内容で加算されるオプション費用

不用品回収の料金が高額になる背景には、基本料金に加えて発生するオプション費用があります。代表的なものに、階段料金や搬出経路が狭い場合の追加費用があります。エレベーターがない集合住宅で上階から大型家具を運び出す際には人手と時間がかかるため、追加料金が発生します。

また、窓からロープで吊り下げる特殊搬出作業や、解体作業が必要な家具の場合も別途費用がかかります。さらに、深夜や早朝に作業を依頼する場合、通常料金に割増料金が上乗せされることがあります。ほかにも、ゴミ屋敷清掃や消臭・害虫駆除といった特殊清掃サービスを追加すると、一気に数万円から十数万円が加算されることもあります。

オプション費用は現場の状況や依頼者の要望によって大きく変動するため、必ず事前に確認しておくことが重要です。見積書にオプション項目がしっかり記載されているかを確認すれば、不要な高額請求を避けられます。

不用品回収の費用を安く抑えるコツ

不用品回収の料金は依頼内容によって大きく変わりますが、工夫次第で20万円といった高額請求を防ぐことが可能です。自治体回収や買取サービスの活用、相見積もり、定額プランの確認などで安心してコストを削減できます。

自治体回収や買取サービスを組み合わせる

不用品回収の費用を安くする方法として効果的なのが、自治体の回収サービスと買取サービスを組み合わせることです。自治体の粗大ゴミ回収は数百円から数千円で済むため、大型の家具を少数処分する場合には特に有効です。また、まだ使える家具や家電があれば、リサイクルショップや買取業者に売却することで処分費用どころか現金を得られる場合もあります。

例えば、製造から5年以内の家電や人気ブランドの家具は需要が高いため買取価格がつきやすいです。こうした工夫をすることで、不用品回収業者に依頼する品物の量を減らせるため、全体の料金を下げられます。

特に家一軒分など大量処分を予定している場合、事前に分別して自治体回収や買取に回すだけで数万円単位の節約になることも珍しくありません。手間はかかりますが、結果的にトータルコストを抑える大きな効果があります。

複数業者から相見積もりを取り料金を比較する

不用品回収を依頼する際は、必ず複数の業者から相見積もりを取って比較することが重要です。なぜなら、同じ量や内容の不用品でも業者によって料金設定が大きく異なるからです。例えば、A社では15万円、B社では20万円と差が出るケースもあります。見積もりを複数とることで、相場を把握できるだけでなく、極端に高額な請求をする業者を避けやすくなります。

また、相見積もりをとっていることを業者に伝えると、他社より安い価格を提示してくれる可能性もあり、値下げ交渉の材料にもなります。

さらに、見積書には作業内容や追加料金の条件が明記されるため、比較することで信頼できる業者を選ぶ判断基準にもなります。特に20万円近い見積もりを提示された場合、必ず他社の価格と照らし合わせて妥当かどうかを確認することが、費用を抑える第一歩となります。

定額パックや追加料金の有無を事前に確認する

不用品回収の費用を抑えるためには、定額パックの利用と追加料金の有無を事前に確認することが欠かせません。定額パックは、トラック1台分をまとめて回収してもらえるプランで、軽トラックなら1.5万円から3万円、2トントラックなら5万円から10万円程度が一般的です。

大量の不用品をまとめて処分する場合には、個別に料金を支払うよりも割安になります。ただし、パック料金でも階段作業や解体作業などが含まれていない場合があり、追加料金が発生することがあります。そのため、見積もり段階で「この料金にどこまで含まれているのか」を確認することが大切です。

特に20万円に達するような高額な見積もりでは、追加費用の説明不足が原因で予算を超えるトラブルも少なくありません。安心して利用するためには、定額パックの内容と追加料金の条件を明確にしておくことが効果的です。

高額請求を避けるための優良業者の見極め方

不用品回収で20万円といった高額請求を避けるには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。許可の有無、見積書の透明性、口コミや実績の確認を行えば、悪質業者を見分けやすくなり、安心して依頼できます。

「一般廃棄物収集運搬業」の許可を確認する

不用品回収業者を選ぶ際にまず確認すべきなのは、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っているかどうかです。この許可は自治体から正式に認可された業者だけが取得できるもので、家庭から出る不用品を適切に収集・処分できる証明になります。

無許可の業者に依頼すると、回収後に不法投棄されるリスクがあり、依頼者が責任を問われる可能性もあります。許可を持つ業者は処理施設と連携しているため、不用品が法律に沿ってリサイクルや処分される点で安心です。確認方法としては、業者の公式サイトやパンフレットに許可番号が記載されているかをチェックするのが有効です。

記載がない場合は、電話で問い合わせて提示してもらうことをおすすめします。安心できる業者を選ぶためには、必ず許可の有無を確認する習慣をつけることが重要です。

見積書の内訳が明確で透明性があるかチェックする

信頼できる業者を見極めるためには、見積書の内容が明確で透明性があるかをチェックすることが欠かせません。優良業者は作業員の人件費、車両費、処分費用、オプション料金などを項目ごとに分けて提示してくれます。こうした内訳が細かく示されていれば、料金の根拠が分かりやすく、納得して依頼できます。

一方で、合計金額だけを提示する業者や「一式費用」と曖昧に記載する業者は注意が必要です。作業後に「階段料金」「解体費用」などを追加請求されるリスクが高いからです。

見積もりを受ける際には、追加料金が発生する条件についても必ず質問し、書面で残しておくことが安心につながります。料金の透明性を確認すれば、不当な高額請求を避けることができるだけでなく、業者の誠実さも判断できます。

口コミや実績を調べて信頼性を確認する

不用品回収業者を選ぶ際は、口コミや実績を調べることも有効です。実際に利用した人の声には、料金の妥当性やスタッフの対応、作業の丁寧さなどリアルな情報が含まれています。Googleマップや口コミサイトでは、ポジティブな評価だけでなくネガティブな意見も参考になるため、複数の口コミを比較することが大切です。

また、公式サイトに掲載されている事例写真や対応件数、創業年数なども業者の信頼性を判断する材料になります。長年運営している業者や、大手メディアで紹介された実績がある業者は、社会的信用度が高いといえます。

さらに、知人や家族からの紹介も安心して依頼できるポイントです。実際の利用者の評価を確認すれば、広告や宣伝だけでは分からない業者の実態を知ることができ、安心して選択できます。

20万円以上の不当請求に遭った場合の相談先

不用品回収で20万円以上の不当請求を受けたときは、泣き寝入りせずに適切な相談先へ行動することが大切です。契約前や支払い前は消費生活センター、支払い後であれば弁護士に相談するのが効果的です。

契約前や支払い前は消費生活センターへ相談する

不用品回収業者から20万円以上の高額請求を受けた場合、契約前や支払い前であれば消費生活センターに相談することが最も有効です。消費生活センターは、国や自治体が運営している公的な相談窓口で、悪質業者との契約に関するトラブルを無料で相談できます。

例えば、見積もり内容が不明瞭で追加料金が多すぎる、強引に契約を迫られて困っているといったケースでも、専門の相談員が状況を整理し、適切な対応方法をアドバイスしてくれます。また、必要に応じて業者との間に入って調整をしてくれることもあります。

全国どこからでも「188(いやや)」という電話番号で最寄りのセンターにつながるため、気軽に利用できるのも特徴です。契約前や支払い前の段階で相談すれば、トラブルを未然に防ぎやすく、不当な高額請求から身を守ることができます。冷静に一人で判断せず、第三者の機関を活用することが安心につながります。

支払い後は弁護士に依頼して返金を求める

すでに20万円以上を支払ってしまった場合には、弁護士に相談して返金を求めることが現実的な手段となります。弁護士は法律の専門家として、契約内容や請求の根拠を調査し、不当請求に該当するかどうかを判断します。

そのうえで、業者に対して内容証明郵便を送付して返金を求めたり、必要に応じて訴訟を起こすことも可能です。もちろん、弁護士への依頼には費用がかかりますが、法テラス(日本司法支援センター)を利用すれば、収入に応じて無料相談や費用の立替制度を利用できる場合があります。

特に、明らかに根拠のない追加料金や、契約内容と違う請求をされたケースでは、返金が認められる可能性が高いです。泣き寝入りしてしまうと業者の不正行為を助長することにもつながるため、専門家に相談して権利を守ることが重要です。支払い後であっても取り戻す手段があることを知っておくことが、安心した行動につながります。

まとめ

不用品回収で20万円という費用は決して珍しいことではなく、間取りが広い家一軒分の処分や、大型家具の解体、ゴミ屋敷清掃などを依頼した場合に発生しやすい金額です。料金の内訳には人件費・車両費・処分費用が含まれ、さらに階段作業や特殊搬出などでオプション費用が加算されることがあります。

しかし、自治体回収や買取サービスを併用したり、複数業者の相見積もりを比較することでコストを下げることが可能です。また、優良業者を選ぶには「一般廃棄物収集運搬業許可」の確認、明確な見積書の提示、口コミや実績のチェックが欠かせません。

万が一、不当な高額請求を受けた場合は、消費生活センターや弁護士へ相談することで解決につながります。正しい知識を持ち、信頼できる業者を選ぶことが安心と節約への第一歩です。

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