買い替えや、引越しの際に不要になったエアコンを、粗大ごみとして出そうと考えていませんか?

また、まだ使えそうなエアコンであれば、ただ処分するよりも、お得に処分できる可能性もあります!!

この記事では、正しいエアコンの処分方法について書いていきます。

廃棄する際には家電リサイクル法に従う

エアコンは家電リサイクル法の対象家電の為、法律に従って処分する必要があります。

家電リサイクル法とは

廃棄される家電には有用な資源が多く含まれるにも関わらず、処理が困難な為に埋め立てられていました。

そこで、廃棄物を減らし、資源の有効利用の為に、2001年に以下の家電を対象に、家電リサイクル法が施行されました。

家電4品目 
・エアコン
・テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・衣類乾燥機

この法律では、資源の有効利用の推進に向けて、製造業者、小売店、消費者にそれぞれの役割を定めています。

製造業者は廃家電の再商品化を、小売店は、廃家電の収集・製造業者への引き渡しを行い、消費者にはそれに必要な「リサイクル料金+収集運搬料金」の支払いを義務付けられています。

リサイクル料金とは
・各メーカーが定める、リサイクルにかかる費用。
・家電の種類毎に金額は様々ですが、一般的な料金は990円(税込)※2021年10月現在

収集運搬料金とは
・製造業者の指定する引取場所までの、廃家電の収集・運搬費用。
・買い替えか、廃家電の引き取りのみかなど条件により500円台〜4000円台等様々。

また、円滑に処分を行う為に、家電リサイクル券が必要になります。

家電リサイクル券の入手は、上記の料金の支払い方式によって異なります。

料金販売店回収方式
・小売店に「リサイクル料金+収集運搬料金」を支払う。
・家電リサイクル券は小売店が準備し、必要事項も小売店側が記入する。

料金郵便局振込方式
・郵便局に「リサイクル料金」を支払う。
・郵便局に備え付けの家電リサイクル券を購入し、自ら必要事項を記入する。

いずれの方式でも、処分した後には家電リサイクル券の控えを貰えます。

消費者が「リサイクル料金」を支払った証明なので、大切に保管して下さい。

では実際に、どのような処分方法があるかというと、以下の方法があります。

・新しくエアコンを購入する小売店に引き取り依頼をする
・廃棄するエアコンを購入した小売店に引き取り依頼をする
・製造業者の指定引取り場所に自分で持ち込む

それぞれご紹介していきます。

新しくエアコンを購入する小売店に引き取り依頼をする

新しくエアコンを購入する場合、購入する小売り店で古いエアコンを引き取ってもらえます。

この場合、料金販売店回収方式となり料金は小売店に支払います。

①まず、エアコンを買い換える小売店で、古いエアコンの引き取り依頼を行います。(※WEBでエアコンを買う場合には同時に引き取りの依頼ができます。)

②引き取りを依頼した日時に、小売店の委託業者が引き取りに来ます。家電リサイクル券の控えを忘れず受けとって下さい。基本的には、この時に料金を支払います。

新しいエアコンの設置と同時に古いエアコンの引き取りを行う為、夏や冬のシーズンではエアコンが使えず不便ということがない為オススメです。

廃棄するエアコンを購入した小売店に引き取り依頼をする

引越しなどに伴い、使わないエアコンを処分するだけの場合にも、購入した小売店は引取義務がある為、基本的に引き取ってもらえます。

この方法も販売店料金回収方式のため、基本的には上記の買い替えに伴う引取手順と同じ流れになります。

購入した店舗がわかる場合は、引き取りを依頼しましょう。

※買い替え、処分のみに関わらず、小売店が家電リサイクル券システムに未加入の場合は、料金郵便局振込方式となり、家電リサイクル券はご自身で用意しなければいけません。方法については後述致します。

製造業者の指定引取り場所に自分で持ち込む

廃棄するエアコンの購入店がわからない場合、製造業者の指定引き取り場所に、自分で持ち込み引き取って貰う事も可能です。

こちらは事前に家電リサイクル券を入手する必要がある為、料金郵便局振込方式となります。

①まず郵便局に備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入、そのまま郵便局窓口・ゆうちょ銀行窓口でリサイクル料金を支払うか、後日ゆうちょ銀行ATMで支払いも可能です。

②市区町村や、家電リサイクル券センターのサイトで指定引取り場所を調べます。その後、家電リサイクル券を貼付したエアコンを持ち込みます。家電リサイクル券の控えを忘れず受け取って下さい。

ご自身で指定引取り場所に持ち込むため、「リサイクル料金」のみ支払えば処分が可能です。

しかし、エアコンの取り外すもご自身で行う必要がある為、電気工事の知識がある方はご自身で取り外すか、そうでない方は業者に頼む必要があり、費用がかかります。

家電リサイクル法に罰則はあるのか

家電リサイクル法は、消費者に「リサイクル料金+収集運搬料金」の支払いを義務付けていますが、個人に対しての罰則はありません。※2021年10月現在

製造業者や小売店に対しての罰則規定はありますが、しっかりと小売店や、郵便局へ料金を支払っていれば、消費者がトラブルに巻き込まれることはありません。

エアコンを各方法で処分した際に貰える、家電リサイクル券の写しがその証拠になる為、大切に保管してください。

 

処分費用を抑えたい場合には

エアコンが比較的新しい年式の場合には、廃棄ではなく、中古品として売る、買取をして貰うこと等で、処分費用を抑えられるかもしれません。

家電リサイクル法では、エアコンの廃棄を前提に、定められた料金の支払いが義務付けられていましたが、リユースの場合にはその義務はありません。

それどころか、査定によっては買取代金も頂ける為、エアコンの年式次第では考えてみてもいいかも知れません。

エアコン専門の買取業者に依頼する

一般的には、エアコンは5年以内に製造されたものであれば、買取が期待できます。

また、業者によっては取り外しも行ってくれるところがあり、取り外しから買取まで一括で行って貰えるため、手間なく処分することができます。

エアコン専門の買取業者でなくても、リサイクルショップなどで買い取って貰える所もありますが、エアコン専門の買取業者では、エアコンについての知識や経験から、適正な価格で査定して貰えます。

査定を行い、もし買取価格がつくようであれば、買い取って貰いお金を頂くことができます。

製造年が新しいこと以外にも、エアコンの需要が高まる6月、7月のタイミングや、説明書やリモコンなどの付属品が揃い、綺麗な状態での査定であれば、査定額が高くなることも!!

エアコンの状態が綺麗であれば是非オススメしたい処分方法です。

不用品回収業者に引き取り依頼をする

不用品回収業者であれば、エアコンを引き取って貰うことが可能です。

殆どの業者が、webや電話で依頼をすれば、エアコンの取り外しから回収まで行ってくれる為、こちらも手間のかからない方法です。

回収費用はかかってしまいますが、業者によっては査定を行い、正常に動くなど、価値があれば買い取ってくれる業者もあり、トータルで安く済む場合もあります。

無料見積もりを行っている業者もあるので、製造年に関わらず問題なく動作するのであれば、査定をお願いするのもオススメです。

もし買取価格がつかなくても、回収料金の見積もりお願いし、費用に納得がいくようであれば引き取りを依頼し、あとは回収業者を待つだけです。

フリマアプリ・ネットオークションなどに出品

フリマアプリやネットオークションでは、自由な価格設定や、入札により、エアコンの年式に関わらず思わぬ高値で売れることがあります。

勿論年式が新しいことや、状態がいいことに加え、人気のメーカーであれば高値での売却が期待できます。

しかし個人感でのやり取りで手間がかかることや、エアコンの取り外しも予め業者に頼み行う必要があります。

売れた後も、自身で梱包を行い、エアコンは大きいために送料が高くなりがちです。

その為、基本的には、エアコン本体の買取であれば上記の買取業者に依頼することをオススメいたしますが、予備でリモコンが余っているのであれば、フリマアプリでも売れることがあります。

知人などで欲しい人に譲る

買取査定をお願いしたが、買取価格がつかない等の際には、近くで必要としている人に譲るというのも1つの方法です。

エアコンの取り外し費用がかかってしまいますが、もし自分で取り外しができるのであれば、無料で処分ができます。

またフリマアプリ等と違い、気心のしれた友人などであれば、柔軟に条件交渉ができることもメリットの1つです。

取り外しは行うが、引き渡しの際は相手にこちらまできて貰う事や、引越し会社や運送会社にエアコン移設の見積もりを依頼し、金額次第では、費用も負担して頂けるかもしれません。

 

自分で取り外す際の注意点

上記の処分方法で、ご自身で予めエアコンを取り外す必要のある処分方法があります。

エアコンの取り外しは、調べれば解説しているwebサイトや動画が沢山あります。

しかしエアコンの取り外しは本来とても危険で、できればプロの業者にお任せしたほうがいい作業です。

危険な理由は、エアコン内部では、フロンと呼ばれる冷媒ガスが循環している為です。

エアコン取り外しの際は、この循環しているフロンを室外機内部に閉じ込める「ポンプダウン」という作業を行うのですが、この作業を誤ると大事故に繋がる恐れがあります。

過去には、室外機が破裂したり、漏れ出たフロンに触れ、負傷する事故例などがあります。

また漏れ出たフロンという物質は、地球温暖化にも影響を与えてしまう為、電気工事の知識に自信がない方は、業者にお願いするのが安全です。

エアコンの取り外し費用ですが、大手家電量販店の取り外し工事費を参考に、4000円台〜約7000円台となっています。

エアコンが設置されている条件により価格が変わりますので、取り外しを頼む業者にお問い合わせください。

まとめ

エアコンは、家電リサイクル法によって、処分の方法が定められています。

しかし処分するエアコンによっては、家電リサイクル法以外での処分方法もあることがわかりました。

いずれの方法でも、地球環境の保全と資源の有効利用の為には適切な処分方法と言えます。

エアコンを処分する際は、自身に合った方法を参考にして見て下さい!!