汚部屋と呼ばれてしまう程に散らかってしまっている部屋の片付けは、普通の掃除よりも労力がかかります。しかし、コツをしっかりと抑えて少しずつ片付けをすれば、必ず汚部屋を脱出して、部屋の整理整頓ができるでしょう。今回は、汚部屋の片付けのコツや手順をご紹介します。
汚部屋片付け成功のコツ
ゴミや荷物で床が見えないほど散らかってしまった汚部屋の片付けは、どこから片付け始めればいいのかわからないという人も多いでしょう。片付けなくてはいけないと分かっていても、面倒な気持ちが勝ってしまい、ついそのまま汚部屋を放置してしまうという場合もあります。
汚部屋の片付けは、少しずつ無理のない範囲から始めることが大切です。出来るところから徐々に片付けていくことで、汚部屋から脱出できるでしょう。
できることから始める
汚部屋の片付けを成功させるためには、一気に片付けようと考えずに、できるところから少しずつ手を付けていきましょう。できることから始めることによって、徐々にスペースができて、次に手を付けるべき箇所が把握できます。
自分にできる簡単な片付けから始めることで、少しずつきれいなスペースを増やしていくことが汚部屋を脱出するコツです。
まずは、目についた場所にあるゴミを捨てたり、身の回りのちょっとした整理整頓することから始めてみてください。
途中で挫折しない工夫をする
汚部屋化してしまった部屋を見ると、途方に暮れてしまうという人もいるのではないでしょうか。一度の片付けで一気にきれいにしようと考えてしまうと、どうしても面倒臭くなってしまって作業が続きません。モチベーションが下がってしまっては、作業の手が止まってしまいますので、出来るだけ途中で挫折しないように心がけましょう。
モチベーションを保つためには、やはり無理なく簡単にできるスペースの片付けから進めていくことが大切です。一部分でも確実に部屋がきれいになることで、成果が目に見えてきて「もっときれいにしたい!」という気持ちになっていくでしょう。
また、部屋が片付いた後にきれいな部屋で何をしたいか、どんな生活を送りたいなど、ワクワクするような想像をしてみることもモチベーションアップに繋がります。きれいになった部屋に人を呼びたい、素敵なインテリアを新調したいなど、楽しいことを想像するだけで、途中で投げ出してしまうことを防げるでしょう。
汚部屋に戻らない片付けの手順
せっかく汚部屋を片付けたとしても、すぐに元通りになってしまってはいけません。何度片付けても、時間が経つにつれて再び汚部屋に戻ってしまうと、モチベーションが下がってそのままの状態に放置してしまう可能性があります。
そこで、きれいな部屋をキープするために、以下で紹介する手順で片付けをして見ましょう。二度と汚部屋にならないようにコツをおさえて片付けることで、いつまでも整理整頓された部屋を保つことができます。
不要な物を捨てる
汚部屋になってしまう原因の一つとして、物が多すぎるということが挙げられます。そのため、まずは不要な物を捨てる作業に集中してみてください。不要な物を捨てて、部屋にスペースができることによって片付けもはかどり、すっきりと整理整頓された部屋を目指せます。
いらない物を捨て、本当に自分にとって必要な物だけを残す『断捨離』は、汚部屋の片付けにとって非常に効果的です。数年間着なかった服や使用しなかった物などは、必要ないものだと割り切り、思い切って処分してしまいましょう。
断捨離を行うと、自分にとって本当に必要な物は何なのかが見えてきます。自分に必要なものを見極めることで、片付けた後に物を増やさずに済むでしょう。
必要なものを整理整頓、収納する
本当に必要な物を選別できたら、整理整頓して、きっちり収納するようにしましょう。物にしっかりと置き場所を与えてあげることで、余計な物が散らかってしまう事を防ぎます。定位置を作れば、使った物を元あった場所に戻しやすく、片付ける習慣がつきやすくなるでしょう。
当たり前のことですが、服はクローゼットに全てしまう、本は読んだら本棚に戻すなど、日頃から少しずつ整理整頓を行う癖をつけてください。
散らかりにくい部屋に調整していく
部屋が散らかりやすいと感じたら、持っている物の量にも注目してみましょう。収納スペースを見直し、それに見合った荷物の量に調節していくことも、汚部屋に逆戻りしないための大切なポイントです。常に収納できるだけの荷物の量に留めるように心がけましょう。
せっかく部屋をきれいに片付けても、新しく買った物などが増える一方では、また汚部屋に戻ってしまいます。買った物を収納するスペースがない場合は、元々あった物を整理して、収納しきれないものは処分するようにしましょう。
物を捨てる方法
片付けは、まず物を捨てて、部屋の荷物の量を減らすことが重要です。物を捨てるには、今ある持ち物が本当に必要なものかどうかを判断しなくてはいけません。
自分にとって何が必要で何が不要な物なのか、片付けを通して見極めることができれば、余計な買い物も防げます。物を減らして増やさない、というのがきれいに整理整頓された部屋をキープする秘訣です。
持ち物をすべて出して判断する
物を捨てるとき、必要な物か不要な物かを判断して処分しなくてはいけません。しかし、中には「もしかしたら必要になるかもしれない」と捨てることをためらってしまう物も存在するでしょう。そういった場合は、持ち物をすべて出してみて、総合的に見て判断することも大切です。
本当に気に入っているものを、収納できる分だけ取っておいて、それ以外は思い切って処分してみましょう。すべて出して並べてみると不要な物が見分けやすく、自分の持ち物を把握することができるので、余計な買い物を防げます。
念のために取っておくをやめる
いつか使うかもしれないからと言って、念のために物を取っておくというのは絶対にやめるようにしましょう。もったいないと思って取っておいても、結局は使わずにしまい込んでしまって、収納スペースを圧迫するという事も少なくありません。
念のために取っておいた物というのは、高確率で使わない事が多いので、思い切って捨ててしまいましょう。
本当に気に入っているものや、心から欲しいと思う物だけを身の回りに置くようにして、いるかどうか分からない物は思い切って処分します。必要な物や大切にしたい物だけを持つことで、部屋がきれいになるだけでなく、心が満たされ充実した生活を送れるようになるでしょう。
散らかりにくい部屋のポイント
常にきちんと整理整頓された部屋というのは、不要な物を置いていないため片付けがしやすく、すっきりとしています。持ち物を最低限に減らし、余計な荷物を床などに置かないということを心がけると、日々の掃除もしやすくなるでしょう。
身の回りの物をきちんと収納して、こまめに整理整頓する習慣をつけることも大事なポイントです。
収納方法を見直す
部屋が散らかりやすいという場合は、物が部屋に溢れている状態のことが多いでしょう。余計な物が部屋に出しっぱなしでは、いつまでたっても片付きません。物はしっかりと定位置に収納できるよう、それぞれにスペースを確保することを心がけましょう。
収納方法を見直し、物が取り出しやすく、片付けやすい状態にすることで、散らかりにくい部屋になります。
こまめに清掃や整理整頓を行う
一度汚部屋の状態になると、どうしても労力がかかるため片付けが億劫になってしまいます。そのため、日常的に片付けを行うようにすることが、散らかりにくい部屋をキープする秘訣と言えるでしょう。
物が多く雑然とした部屋というのは掃除がしにくく、「少しくらい物が出ていても気にならない」という状態にまで散らかりやすくなってしまいます。このような状態を避けるためにも、日頃から少しずつ片付けや掃除を行い、きれいな状態をキープする癖をつけておきましょう。
不要な物を買わない
物を増やさないためにも、不要な物やなくても困らないようなものは、買わないように心掛けましょう。買い物をする時は、自分にとって本当に必要な物なのか、冷静に判断してから購入すると良いでしょう。
特に、「安いから」という理由だけで買い物をしてしまう人は要注意です。値段だけではなく、本当に気に入ったもの、必要な物だけを購入する方が大切にできます。さらに、収納も溢れることがなくなるので、部屋も散らかりにくくなるでしょう。
まとめ
汚部屋を片付けるためには、まずは自分にできる部分から、少しずつ片付けていくことが重要です。自分にとって無理のない範囲で断捨離をして、部屋の物を減らすことで着実に汚部屋を片付けられます。
また、片付けた後にこまめに整理整頓をし、物を増やさないように心がけるだけで、日常的にきれいな部屋をキープできるでしょう。