部屋を片付けられない人が増えていますが、汚部屋で暮らすとどんな問題があるのでしょう。また、なぜ片付けができないのか、主な原因も紹介しています。掃除を決意するための方法や、片付けた後にリバウンドしない方法も見てみましょう。
汚い部屋で暮らす問題点
汚い部屋で暮らしていると、心身にも不具合が出てきます。また人を家に呼べなくなったり、近所の人と関係が悪化したりと人間関係にも問題が出てきます。
部屋を散らかしすぎて、恋人と別れることになるケースもあります。部屋を片付けられないとデメリットが大きいため、早めの対策が必要です。
心身の健康に悪影響
散らかった部屋に住んでいると、虫の発生や不衛生な環境により健康に害を与えます。ゴミが散らかっているとニオイもひどくなり、健康状態だけでなく精神的にもよくありません。
片付けられないことでネガティブになってしまい、気分が落ち込むことも考えられます。ゴミに囲まれて生活すると、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
人間関係の悪化に繋がる
散らかった部屋には、親しい人でも呼ぶことができません。住人が気にしない場合でも、呼ばれた側が嫌がることもあるでしょう。
また、家が汚れすぎて周囲に悪臭などを撒き散らしてしまうと、隣近所とのトラブルに発展することもあります。周囲との関係が悪くなればさらに孤独感が強まり、ゴミ屋敷化が進む原因です。
周りとトラブルになる前に、最低限部屋を片付けることも考えましょう。
彼女と別れの原因になった人もいる
部屋が片付けられないと、恋人との別れにつながることもあります。実際に、汚部屋を見て嫌になってしまい彼女と別れたという男性の経験談も、ネットではいくつか見受けられます。
いくら外で着飾っていても、家が汚いと恋人と部屋でゆっくり過ごすこともできません。自分が気にしないとしても、相手が嫌がります。恋人を家に呼んで逃げ出されないためにも、片付けのコツを覚えましょう。
無駄な出費が増える傾向
散らかった部屋では、どこに何があるのか把握できません。一度買ったはずのものが見つからず、結局もう一度買う羽目になってしまうなど無駄な出費にもつながります。
また、キッチンや風呂場など水回りが使えなくなると、外食や風呂を外で済ませるようになるなど、さらに出費は多くなります。
部屋が汚いことで無駄にお金を使っている自覚があるなら、最低限どこに物があるか分かる程度に片付けることから始めましょう。
片付けを決意するコツ
片付けを決意するには、まずきっかけ作りが大切です。恋人や友人を家に呼ぶなど、期日を決めて目標を作ることもよいでしょう。
人を家に呼ぶのはハードルが高いと思うなら、部屋にかわいいソファーを置きたいなど、きれいになった部屋でやりたいことを考えるのもおすすめです。まずはキッチンだけなど、範囲を決めても構わないので、思い切って片付けをしてみましょう。
片付けるキッカケを作る
まずは片付けるきっかけを作ってみましょう。ちょっとしたことでも構いません。なかなか決意できなければ、年末や連休など長めの休みに掃除をすると決めてしまうのも1つの方法です。
誰かを家に招待することになれば、嫌でも片付けなけれないけなくなるので、身内や親しい友人を呼ぶ予定を作ってもいいかもしれません。もちろん、部屋をきれいに片付けるつもりであることは伝えておきましょう。
キレイな部屋で暮らすメリットを知る
部屋を片付ければ、すっきりとした気持ちで過ごせます。周りが散らかっていないので、目に入る景色もごちゃごちゃしていません。
探し物があっても、すぐに見つかります。物自体が少なくなるので、汚部屋で必要な物を探すよりも、はるかに時短が見込めるでしょう。
きれいになった部屋に友人や恋人を家に呼ぶのも楽しみに感じます。片付けられたことに自信も持てるようになるでしょう。
モチベーションを維持する方法は?
部屋を片付けるには、モチベーションの維持も重要です。かなり汚れているようであれば、片付けにもある程度の時間はかかります。
途中で嫌になり、気がそれてしまうと、片付ける気力が湧きません。ご褒美を作るなど最後まで片付けが終わるような仕組みを考えましょう。
長時間集中力が続かないなら、時間を決めて短時間で掃除を済ませることもおすすめです。
ご褒美をつくる
片付けが終わったらご褒美がもらえると決めておけば、どんなときでもモチベーションが上がります。ご褒美はきちんと掃除が終わったときだけにしましょう。掃除をしなかったときや、途中で諦めてしまったときはご褒美もなしです。
1回の掃除で片付けきれないなら、ご褒美も何度か設定して、そのたびに少しずつ片付けていきましょう。好きなスイーツを食べるでも構いませんが、楽しいイベントなどを用意しても楽しく掃除ができます。
時間を決めて掃除をする
人間は、長時間集中力が続く生き物ではありません。だいたい30分ほどすると、飽きてしまうと言われています。
特に、掃除が嫌いでまったく片付けられない人が、急に1日中掃除をしようとしても難しいでしょう。1日15分や30分など時間を決めて掃除をすれば効率的に進められます。
いくら掃除が嫌いでも、ある程度続けることも大切です。タイマーをセットしておけば、タイムリミットが決まっている間はてきぱき掃除ができます。
汚部屋にリバウンドしない方法
せっかく掃除をしても、すぐに汚部屋にリバウンドしてしまっては意味がありません。部屋が汚くなる原因は、物が多すぎることも原因です。
無理やり収納に詰め込むのではなく、まずは物を減らすところから始めましょう。また、収納が使いにくいなら、片付け方を見直すことも有効です。
一度掃除をした後は、定期的な短時間の掃除も取り入れていきましょう。
物を増やさない
汚部屋を掃除するには、まず物を捨てます。ゴミだけでなく、使っていない物も捨ててすっきりした部屋を目指すことがポイントです。
リバウンドしやすい場合、気が付かないうちに物が増えていることが考えられます。ついついいらない物を買っていないか考えてみましょう。
片付けたときより物が増えているなら、その分捨てなければいけません。掃除をした状態をキープすることを考えて、物を買いましょう。特に洋服などは、1枚買ったら1枚捨てる気持ちで購入することが大切です。
収納を改善する
収納を改善するのも、汚部屋に逆戻りすることを防げます。適当に詰め込んでいるだけでは、使った後に片付けるのが面倒でついついそのまま出しっぱなしになってしまうためです。
自分がよく使う物は、取り出しやすい場所にしまいましょう。使わない物は、奥にしまっても構いません。
また、物を片付けるときにはグループ分けも考えましょう。服の種類を統一し、同じ物を固めて片付ければぐちゃぐちゃになりません。
どうしても収納しきれない場合は、いらない物が混ざっていないか確認してみましょう。着ない服や使わないアイテムが残っているかもしれません。不要な物は処分してしまいましょう。
定期的な短時間の掃除
片付けた後は、必ず定期的に掃除をしましょう。長時間掃除をしなくてもいいように、1日10分など時間を決めて片付けます。慣れてくれば、その日散らかした物をさっと片付ける程度で、きれいな部屋がキープできるようになります。また、ゴミ出しもきちんと行いましょう。
平日は時間が取れない人でも、5分程度の時間は見つけられるのではないでしょうか。気づいたときに短時間、物を片付ける程度で続けられるので、掃除を日常の習慣に取り入れていきましょう。
まとめ
部屋が片付けられないと、体や心の状態も悪くなります。部屋に人を呼べないなど、人間関係の悪化も心配です。
まずはきれいな部屋に住むメリットを知って、少しずつでも片付けを進めていきましょう。片付いた後はちょっとした心がけで、きれいな状態をキープできるようになるでしょう。