発達障害にはどんな種類があるのか、掃除ができない人との関係についてまとめました。掃除ができない特徴を持つADHDについての詳細や、発達障害の人がゴミ屋敷を作り出してしまう原因、解決する方法なども紹介しています。


発達障害とは?

発達障害は、『ADHD』『自閉症』『学習障害』に分類され、どれに該当するかは脳の状態によって異なります。部屋が片付けられない場合、ADHDに該当する可能性が高いでしょう。

学校の勉強などに支障はないものの、一部のことがまったくできない人は可能性があります。

ADHDの場合、集中力が持続せず、掃除をしていてもすぐに別のことに興味が写ってしまいます。また、細かい分別ができず、収納に物が片付けられません。引き出しなどがぐちゃぐちゃになっているなら、脳機能の問題も考えられます。

ADHD,自閉症、学習障害に分類される

発達障害といっても、ADHDなどの多動性障害や自閉症、学習障害など障害の内容によってできることとできないことは変わります。

自閉症や学習障害は学校での勉強についていけなくなったり、他人とコミュニケーションが取れなかったりするため早く気が付きますが、ADHDは一見すると普通の人と変わりません。

単に落ち着きがない人と思われるだけで、何らかの障害であることが発見されないこともよくあります。

片付けられない人はADHDの可能性がある

他のことはある程度できるのに、部屋の片付けがまったくできない場合、ADHDの可能性があります。

他のことに集中してしまい、やらなければならないことができない、1つの場所に落ち着いて座っていられないなど、特徴的な行動があれば疑ってみましょう。

基本的に、ADHDで片付けられない場合は、やる気がないのではなく、いくら本人にやる気があっても片付けられないことが特徴です。

グレーゾーンの人は少なくない

はっきりADHDと診断されるほどではないけれど、特徴に当てはまっている人はグレーゾーンの可能性もあります。

学習障害でも、はっきり一般人と違うと言い切れないゾーンがあり、健常者として育てられることは少なくありません。

診断名がつかない場合でも、ADHDの人向けの掃除方法を実践すれば解決する可能性があります。

ADHDの特徴

ADHDには、いくつかの特徴があります。まず、多動性の症状が出ていれば可能性が高いでしょう。

その他、衝動的に行動してしまうことや、注意力を保っていられないこともあげられます。

いつでも落ち着かず動き回りたいと考えることや、急に思い立って行動してしまうことが多いなら、ADHDの診断を受けてみるのもおすすめです。

多動性がある

『多動性障害』は、ADHDの特徴的な症状です。子供であれば、授業中ずっと座っていられないなど、落ち着きのない印象を持たれます。

大人になっても1つのことに集中できず、ずっと座って作業をするのが困難です。

同じことを続けるのが苦手で、静かに作業ができずうろうろしてしまうなら、ADHDによる症状の可能性があります。

衝動的に感じる

ADHDの人は衝動的に行動します。何か気になることが近くにあると、他のことに集中できません。買い物なども衝動的にしてしまうため、あまり必要のない物を勢いで買ってしまうことがあります。

そのときの気分で動いてしまい、後から後悔することが多いようならそれもADHDの特徴です。

注意力の欠如

忘れ物が多い、細かいミスを連発するなど注意力が欠如しているのもADHDに特徴的な症状です。

確認しているはずなのに毎回忘れ物をしてしまう場合や、どうしてもミスが減らない場合はADHDの可能性があります。

ちょっとした物忘れやうっかりなら心配はありませんが、子供の頃からずっと続いている場合は一度診断してみましょう。

発達障害者がゴミ屋敷を作る理由

発達障害だと、いくら本人が掃除したいと思っても実行できません。普通の人と同じように片付けようとしてもできないため、諦めてしまうこともあるでしょう。

もし自分が発達障害であると判断されれば、それにあった掃除の仕方もあります。まずはなぜ掃除ができないのか、突き止めることも大切です。

片付けの意志はあるが実行できない

ADHDの人は、ゴミの中で暮らしたいわけではありません。本人には片付ける意思があり、掃除を試みますが、何度やってもきれいにならないことが特徴です。

子供の頃から片付けができず、大人になった頃には諦めている場合もあります。

自発的にゴミを収集して暮らしている人とは少し事情が違うため、やり方さえわかれば他の人と方法が違ってもゴミ屋敷から脱出できるでしょう。

衝動買いをしてしまう

つい衝動買いしてしまうのも、ADHDの特徴です。結局ほとんど使わないものでも、その時の気分で購入するため、すぐに物が増えてしまいます。また、買ったものをどのスペースに置くのか考えるのも苦手のため、つい本来の場所ではないところに置いてしまうこともあるでしょう。

ADHDの人が衝動買いを減らすことは難しいですが、医療機関と相談しながら解決策を探ることも大切です。

部屋をキレイに保つ方法

部屋をきれいに保つには、まず自分が片付けられないことを自覚しましょう。きちんと掃除ができないとわかっていれば、自分には何ができるのか見つめ直すきっかけにもなります。

また、一定のルールを決めれば、ADHDでも決まりに従って行動できます。難しく考えず、できるところから片付けを始めましょう。

どうしてもできないところは、周囲の力を借りることをおすすめします。

片付けできないことを自覚する

まず、自分は片付けができないのだと自覚します。事実を受け止められないようだと、そこから先へ進めません。できないとわかっていれば、より気をつけることができます。周囲の人に助けてもらうこともできるでしょう。

どうしてもできないことは仕方がないため、どうやったら部屋が片付くのか、周囲の人や医師と相談しながら進めることが大切です。

片付けをルール化する

行動を決めてしまえば、発達障害でも片付けは難しくありません。あまり細かいことや時間のかかることでなければ、習慣づけることで解決する可能性はあります。

毎日の掃除をルール化し、どうやって片付けるか決めてしまいましょう。ADHDは物を捨てられないわけではないため、一度自分がやりやすいルールを決めれば、片付けられるようになるでしょう。

ただし、完璧に掃除ができるようになるわけではありません。足りないところは身内のケアや、ハウスクリーニングなどの助けを借りてもいいでしょう。

家族の力を借りる

ADHDなどの発達障害で掃除ができないと自覚したら、家族の力を借りることも検討しましょう。1人ではできないことでも、苦手な分野を分担すれば解決します。母親が発達障害で掃除がまったくできないなら、子供や父親も積極的に片付けましょう。

どうしてもできないことは無理にやらせるのではなく、やりやすいような仕組みを作っていくことがポイントです。たとえば収納は細かく分けず、箱に入れるだけにするなど、集中力が続かなくても掃除できるやり方を考えましょう。

まとめ

発達障害で片付けができず、ゴミ屋敷や汚部屋になってしまうことはよくあります。特にADHDは掃除が苦手で、いくら本人が片付けようとしてもできません。

子供の頃に障害に気が付かすそのまま大人になると、ゴミ屋敷になってしまうかもしれません。

ADHDと診断されるほどでなくても、グレーゾーンの可能性もあります。診断に沿った生活の対応ができるようになりますので、おかしいと感じたら、早めに医療機関へ相談してみましょう。