粗大ゴミで捨てられない冷蔵庫・洗濯機も不用品回収業者なら全て対応できる?

引越しや買い替えなどで不要になった冷蔵庫や洗濯機の処分に悩んでいませんか?実はこれらの家電は、自治体の粗大ゴミでは回収してもらえないため、特別な方法で処分する必要があります。

本記事では、冷蔵庫・洗濯機が粗大ゴミとして出せない理由や、不用品回収業者の活用法、費用の相場、処分前の準備まで詳しく解説いたします。安心・安全に処分するためのポイントを分かりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

本記事の監修者

遺品整理士:目黒 大智


一般社団法人遺品整理士認定協会 認定遺品整理士(第 IS26076号) 年間1000件以上の不用品回収、遺品整理案件に携わる。「遺品整理・不用品回収の片付け業者 CLEAR-クリア-」代表取締役。詳しいプロフィール
目次

冷蔵庫・洗濯機はなぜ粗大ゴミで処分できないのか?

冷蔵庫や洗濯機は、家庭から出るごみであっても、自治体の粗大ゴミ回収では処分できません。これは「家電リサイクル法」により、処分方法が法律で決まっているためです。一般的な粗大ゴミとは異なるため、正しい知識で対応することが大切です。

家電リサイクル法により処分方法が限定されている

冷蔵庫や洗濯機が粗大ゴミとして捨てられない理由は、「家電リサイクル法」という法律で処分方法が明確に定められているからです。この法律は、家電製品から出る有用な資源を再利用し、環境への負担を減らすことを目的としています。

たとえば、冷蔵庫に使われている銅や鉄、洗濯機のモーターやプラスチック部品など、再利用可能な部品が多く含まれています。そのため、自治体の通常のごみ処理施設では対応できず、専門のリサイクルルートを通じて処分しなければならないのです。

違法に処分してしまうと、法律違反となり、罰金などのペナルティが発生する可能性もあります。安全かつ正しく処分するためにも、この法律の存在を理解しておくことが非常に重要です。

対象となる家電製品の具体的な品目一覧

家電リサイクル法の対象となる家電製品には、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン、テレビの4種類があります。これらは「特定家庭用機器」として指定されており、家庭や事業所から排出される際には、一般の粗大ゴミとは別の処分方法が求められます。

たとえば、テレビにはブラウン管、液晶、プラズマなどがあり、いずれも対象です。また、冷蔵庫も小型から大型まで、すべて該当します。衣類乾燥機も洗濯機と同様に扱われるため注意が必要です。

これらの家電を処分する際には、家電リサイクル券を使って指定の方法で処理する必要があります。処分方法を誤ると、不法投棄や罰則の対象となることがあるため、事前に確認しておくことが大切です。正しい品目を理解し、ルールを守って処分することが求められます。

冷蔵庫・洗濯機の処分方法4選【手間・費用で比較】

冷蔵庫や洗濯機を処分するには、いくつかの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、費用や手間も異なります。ここでは、代表的な4つの処分方法を取り上げ、状況に応じた選び方ができるよう解説いたします。

家電量販店に引き取りを依頼するメリットと注意点

冷蔵庫や洗濯機を買い替える際には、家電量販店に引き取りを依頼するのがもっとも手軽な方法です。新しい製品を購入するタイミングで古い家電を回収してくれるため、スケジュール調整がしやすく、引越しや買い替えの際にとても便利です。また、家電リサイクル法に基づいた処分なので、安心して任せられます。

ただし、リサイクル料金のほかに収集運搬費が別途かかる点には注意が必要です。多くの店舗では、冷蔵庫で5,000円前後、洗濯機で4,000円前後の費用がかかることが一般的です。

また、引き取りだけを依頼する場合は対応していない店舗もあるため、事前に確認することが重要です。買い替え予定がある方には最も合理的な処分方法といえるでしょう。

不用品回収業者に依頼する方法と費用感

冷蔵庫や洗濯機の処分を、すぐに・手間なく行いたい場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。業者に依頼すれば、家の中まで回収に来てくれて、搬出から運搬、リサイクル処分まで一括で対応してくれます。

特に一人暮らしの方や高齢者の方にとって、重たい家電を自力で動かす必要がないのは大きなメリットです。費用は業者や地域によって異なりますが、冷蔵庫・洗濯機それぞれに5,000円〜10,000円程度が相場です。

また、他の家具や家電も一緒に処分したい場合は「積み放題プラン」を利用すればコストを抑えられる可能性もあります。業者によっては即日対応も可能なため、急ぎの処分が必要な方にもおすすめです。手間をかけたくない方には、非常に魅力的な選択肢です。

指定引取場所への自己搬入とリサイクル券の手続き

費用を抑えて処分したい場合は、自分で指定引取場所に冷蔵庫や洗濯機を持ち込む方法があります。この場合、まず郵便局で「家電リサイクル券」を購入し、必要事項を記入します。リサイクル料金は冷蔵庫で約3,700〜5,000円、洗濯機で約2,500〜4,000円程度が目安です。

その後、指定引取場所(主に家電リサイクル協会が指定する事業者)へ自分で家電を運び込みます。搬出や運搬はすべて自己責任となるため、大型家電を安全に運ぶ手段がある方に向いています。

費用は安く抑えられますが、手間や時間、労力がかかるのが難点です。また、事前予約が必要な場合もあるため、計画的に準備することが重要です。体力と時間に余裕がある方におすすめの方法です。

不用品回収業者に依頼するメリットと活用シーン

不用品回収業者を利用することで、冷蔵庫や洗濯機の処分が非常にスムーズになります。特に大型家電の運搬が難しい方や、時間のない方には大きなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットと利用シーンをご紹介いたします。

搬出・運搬の手間がなく高齢者や一人暮らしにも安心

不用品回収業者を利用する最大のメリットは、自分で重い冷蔵庫や洗濯機を運び出す必要がないという点です。特に高齢者や一人暮らしの方にとって、大型家電の搬出は大きな負担になります。

業者であれば、スタッフが室内まで入って搬出から運搬までをすべて代行してくれるため、安全かつ安心です。階段の昇降や狭い通路での作業にも慣れており、プロの技術でスムーズに対応してくれます。

自分で無理をしてケガをしたり、家を傷つけてしまうリスクも回避できます。「自力では難しい」と感じた時点で、早めに業者へ依頼することが、ストレスなく不用品を処分する第一歩です。特に力仕事に不安がある方には非常に頼れるサービスです。

冷蔵庫・洗濯機以外の家具家電も一括回収できる

不用品回収業者を利用するもう一つの大きなメリットは、冷蔵庫や洗濯機以外の家具や家電も一括で回収してもらえる点です。引越しや模様替え、家の整理などで複数の不用品が出る場合、1つずつ処分するのは非常に手間がかかります。

業者であれば、ソファやベッド、テレビ、タンス、電子レンジなど、多くの品目をまとめて引き取ってくれるため、処分作業が一度で完了します。「積み放題プラン」などを利用すれば、料金を抑えながら大量の不用品を処分できるケースもあります。

回収できる品目は業者によって異なるため、事前に確認しておくことが大切ですが、「ついでにこれもお願い」と柔軟に対応してもらえるのは大きな利点です。部屋を一気にスッキリさせたい方に最適です。

忙しい方にうれしい即日対応や時間指定も可能

不用品回収業者の多くは、即日対応や時間帯の指定が可能な点も魅力の一つです。たとえば、引越しの直前や急な転勤が決まった場合など、「今すぐ処分したい」という場面でも、スピーディーに対応してくれる業者であれば安心です。

予約から回収まで最短で数時間という対応も可能な場合があり、スケジュールが限られている方には非常に便利です。また、「午前中に回収してほしい」「仕事終わりの夕方に来てほしい」といった時間指定にも対応してくれる業者が多いため、忙しい方でも自分の予定に合わせて依頼できます。

柔軟な対応力は、自治体の粗大ゴミ回収では得られない大きなメリットです。時間を有効に使いたい方にとって、業者依頼は最適な選択肢となります。

信頼できる不用品回収業者の選び方ガイド

不用品回収業者は多く存在しますが、なかには違法営業や高額請求を行う悪質な業者も存在します。トラブルを避け、安全・安心に依頼するためには、信頼できる業者を見極めることが重要です。ここでは業者選びで確認すべき3つのポイントを解説いたします。

「一般廃棄物収集運搬業」の許可の有無を確認

信頼できる不用品回収業者かどうかを判断する第一のポイントは、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っているかどうかです。この許可は、自治体が発行するもので、正しく廃棄物を収集・運搬する能力がある業者にのみ与えられます。

無許可業者に依頼してしまうと、処分された不用品が不法投棄される可能性があり、最悪の場合、依頼者が法律上の責任を問われることもあります。

正規の業者であれば、許可番号や自治体名がホームページや名刺、見積書などに記載されています。見積もり依頼の際や契約前に、必ずこの許可の有無を確認するようにしましょう。安全に処分するためには、法的に認められた業者を選ぶことが基本です。

見積もりが明確で追加料金が発生しないかチェック

料金トラブルを防ぐためには、事前に出された見積もりの内容が明確であることが重要です。信頼できる業者は、基本料金・リサイクル料・運搬費などの内訳を詳しく説明し、追加費用が発生する条件についても事前に伝えてくれます。

たとえば、「2階以上でエレベーターなしの場合は追加料金が必要」や、「夜間対応は別料金になる」といったケースです。反対に、料金説明があいまいで「当日にならないと分からない」と答える業者は要注意です。

見積書は必ず書面またはメールで受け取り、当日の作業後に不当な請求がされないよう証拠を残しましょう。料金トラブルを避けるためには、見積もりの時点で誠実に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

口コミ・実績・所在地の有無で信頼性を判断

信頼性の高い不用品回収業者を選ぶには、インターネット上での口コミや評価、過去の実績、事業所の所在地情報などをしっかり確認することが重要です。まず、公式サイトに会社の所在地や電話番号が明記されているかをチェックしましょう。これらが曖昧な業者は、トラブル時に連絡が取れないリスクがあります。

また、作業実績の写真や過去の対応事例が紹介されているかも信頼性の判断材料になります。加えて、Googleの口コミやレビューサイトでの評価も参考になります。

「丁寧だった」「料金が明瞭だった」などポジティブな意見が多ければ安心ですが、「対応が雑だった」「見積もりと違った」などのネガティブな意見が多い業者は避けたほうが無難です。第三者の声を参考にして、安心して任せられる業者を選びましょう。

不用品回収にかかる冷蔵庫・洗濯機の費用相場

冷蔵庫や洗濯機を不用品回収業者に処分してもらう場合、気になるのがその費用です。料金は「リサイクル料金」と「収集運搬費」の2つで構成されるのが一般的です。ここではその内訳と、お得に処分するためのポイントをご紹介いたします。

リサイクル料金と収集運搬費の基本的な内訳

冷蔵庫や洗濯機を処分する際には、「家電リサイクル料金」と「収集運搬費」が発生します。家電リサイクル料金は法律で定められた費用で、冷蔵庫で約3,700円〜5,000円、洗濯機で約2,500円〜4,000円が相場です。この料金は、メーカーやサイズによって異なります。

収集運搬費は、業者が自宅まで取りに来て搬出・運搬するための費用で、こちらは業者によって差があり、1,000円〜5,000円程度が目安です。合計すると、1台あたり5,000円〜10,000円程度になることが一般的です。

料金が安すぎる業者には不法投棄などのリスクもあるため、相場を理解したうえで、適正価格の業者を選ぶことが大切です。事前に見積もりを取り、料金の内訳を確認することで安心して依頼できます。

複数台や他の不用品もあるなら積み放題プランが得

冷蔵庫や洗濯機以外にも不用品が複数ある場合は、「積み放題プラン」を利用するとお得になるケースがあります。積み放題プランとは、1台のトラックに積める範囲であれば、冷蔵庫・洗濯機だけでなく、家具や小型家電、粗大ゴミなどもまとめて回収してもらえるサービスです。

たとえば、1トントラックの積み放題プランであれば、相場は30,000円〜50,000円程度で、冷蔵庫・洗濯機を含めた複数の大型不用品を一度に処分することが可能です。個別に依頼するよりもコストパフォーマンスが高く、引越しや大掃除などで大量に処分品が出る場合には非常に効率的です。

また、訪問は1回で済むため時間の節約にもなります。複数の不用品をまとめて処分したい場合は、積み放題プランを選択することを強くおすすめいたします。

冷蔵庫・洗濯機の処分前にしておくべき準備とは?

冷蔵庫や洗濯機を不用品回収業者に依頼する際には、事前にいくつかの準備が必要です。特に「水抜き」と「霜取り」は作業当日のトラブルを防ぐために重要です。ここでは正しい準備の方法をわかりやすくご紹介します。

冷蔵庫の霜取り・水抜きの正しい手順

冷蔵庫を処分する前には、「霜取り」と「水抜き」を行っておく必要があります。まず、処分予定日の前日には電源を切り、冷蔵庫の中身をすべて取り出してください。その後、ドアを開けたままにしておくことで、庫内の霜が自然に解けます。

霜が溶けると庫内や底部に水が溜まるため、タオルなどを敷いてしっかりと吸水し、水漏れを防ぎましょう。水抜きが不十分だと、搬出時に床が濡れて滑りやすくなったり、業者の作業に支障が出る可能性があります。

また、製氷機付きの冷蔵庫では給水タンクの水も抜いておくことが大切です。こうした準備を事前に済ませておくことで、当日の作業がスムーズになり、回収業者とのトラブルを避けることができます。安全で確実な処分のために、準備はしっかり行いましょう。

洗濯機の給水・排水ホースの処理方法と注意点

洗濯機を処分する際には、「給水ホース」と「排水ホース」からの水抜き作業が不可欠です。まず、電源を切ったうえで水道の元栓を閉め、給水ホースを外します。次に、洗濯機の内部に残っている水を排水モードで出し切り、排水ホースも外して内部の水をすべて抜き取ります。

このとき、ホース内部や排水口にまだ水が残っていることがあるため、洗面器やバケツを用意しておくと安心です。最後に、ホースの先端から水が漏れないようタオルで巻いたり、ビニール袋で包んでおくと搬出時の汚れ防止になります。

準備を怠ると、運搬時に床や壁が濡れてしまったり、カビや異臭の原因になることもあります。スムーズに作業を進めるためにも、処分前の水抜き作業は忘れずに行っておきましょう。

まとめ

冷蔵庫や洗濯機は、家電リサイクル法の対象製品のため、自治体の粗大ゴミでは処分できません。正しい方法としては、家電量販店への引き取り依頼、不用品回収業者の利用、指定引取場所への持ち込みなどがあります。

不用品回収業者を活用すれば、搬出から運搬まですべて任せることができ、他の家電もまとめて処分できるのが大きなメリットです。ただし、安心して依頼するには、許可の有無や料金体系、口コミなどをしっかり確認することが大切です。

処分前には、冷蔵庫の霜取りや洗濯機の水抜きといった準備も必要です。費用や手間を比較し、ご自身の状況に合った方法で適切に処分を進めましょう。安全でスムーズな不用品処分を行うために、正しい知識と準備が欠かせません。

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